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フロアの小さな変更がF1チームの頭痛の種に。空力の全面的な見直しも必要?

レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンは、2021年に導入されるフロアのわずかな変更は、大きな意味を持つと語った。

Sergio Perez, Racing Point RP20

Sergio Perez, Racing Point RP20

Glenn Dunbar / Motorsport Images

 F1は2021年の技術規則を変更し、フロアの後ろ半分の幅を狭めることを決定。これにより、ダウンフォース量が約10%減少する見込みだ。

 この変更は、新型コロナウイルスの影響により、2021年も2020年と同じマシンを使うことに起因している。マシンが同じとはいっても空力開発は許される予定であり、ダウンフォースが増加していくのは避けられない。その一方で2021年シーズンまで、2019年仕様のタイヤが使われ続ける予定となっており、増大するダウンフォースによる負荷に耐えられるのか懸念があるため、フロアの変更によってダウンフォース量を減らすことにしたのだ。

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2020-2021のフロア比較

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写真:: Motorsport.com

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 一見わずかな変更にも見えるこの影響を研究したレーシングポイントによると、2021年マシンの空力パッケージを一新することを考えるほど、気流が変化していることが分かったという。

「我々は、リヤタイヤ前のフロアを一部取り除いてみた」

 レーシングポイントのテクニカルディレクターであるアンディ・グリーンはそう語った。

「それは空力的にかなりの大打撃だ。誰かが2021年中にその解決法を見つけることができたとしたら驚くくらいにはね。だから、2021年のクルマは2020年より遅いと思う」

「それは大きな変化だ。信じたくない。フロアの比較的小さな変化が、クルマのパフォーマンスにとても大きな影響を及ぼすんだ」

「残念ながらフロアの再開発だけでなく、クルマの空力をほぼ全体的に見直し、リカバリーしなくてはいけない」

「そのため、我々は非常に早い段階で焦点を2021年に移す必要があることが分かった。2020年から2021年に向けて、空力面であまり持ち越せるモノはないだろう。メカニカル面ではそうなるだろうが、空力面はおそらくそうはならない」

 グリーンは、一部のチームはマシン周辺の気流にそれほど大きな影響を及ぼさないような変更を望んでいたと語った。

「我々はクルマの気流構造を大幅に変えるような変更をしたくなかった。残念ながら、今回の変更はそれを実現してしまっている」

「その理由は理解しているし、我々はクルマのパフォーマンスを維持する必要があるということも分かっている。それは誰にとっても同じだ。この変更により、他チームと比較して相対的に有利または不利になるチームはいないだろう。我々はみんな、同じ立場にいると思う」

「クルマが変更され、その影響がとても大きく、必要とされる開発が少なくないというのは、決して良いことではない」

 フロアのレギュレーション変更は、F1チームのファクトリーがシャットダウンされていた中で決定された。そのため、チームは変更に関して議論を進める中で、独自にシミュレーションを行なうことができなかった。

「我々が変更について決定をした時、我々は現在のマシンでシミュレーションを行なうことができなかった。F1側が彼らのモデルでシミュレーションをしたんだ。ファクトリーの稼働が再開されてから、それがどれだけ大きな変化なのかを理解した」

 できる限り2021年マシンの空力開発を行なわなければならないため、2020年マシンの空力開発は妥協することになると、グリーンは述べた。

 また2021年になると、新規定が導入される2022年のマシン開発が許可されるため、チームは最終的にそちらに注力しなくてはならなくなる。

「現在我々は、新たな空力開発制限について議論を進めている。我々がシャットダウンから戻った際、開発を20%減らすことで全員が合意した。(2021年)1月1日になると、さらにその制限が大きくなる」

「間違いなく、1月1日は我々の照準が2022年に切り替わる時期になる」

「12月31日までは、(2021年の)開発ができるだろう。最も効率的なチームが、最大の恩恵を得ることになる」

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