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FIAがさらなる技術指令を通達。2020年から燃料流量センサーがふたつに増加

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FIAがさらなる技術指令を通達。2020年から燃料流量センサーがふたつに増加
執筆:
2019/11/25 7:52

FIAは各F1チームがパフォーマンス向上のためにルールの抜け穴を利用することを防ぐため、2020年から各マシンにふたつの燃料流量センサーを装備しなければいけないと通達した。

 FIAはF1ブラジルGP終了後、3つのチームの燃料システムについて調査を行なった。その内訳はフェラーリ、フェラーリのカスタマーチーム、そしてフェラーリのパワーユニットを搭載していないチーム、だとされている。

 そして11月20日(水)には、FIAが直近4週間で3つ目となる技術指令を各チームに通達した。それは2020年から新たにふたつ目の燃料流量センサーを追加しなければいけないというものだ。

 この技術指令がブラジルGP後に行なった調査と直接的な関係があるのかどうかは不明だが、新しいセンサーが取り付けられることで、パワーユニットに関するルールをより厳格にする狙いがあるようだ。

 現在のF1では、マシンの燃料タンク内に燃料流量を計測するセンサーをひとつ装備することが義務付けられている。これはFIAの指示によってのみ使用ができる。

 燃料流量については最大が100kg/hに制限され、測定ポイントを通過した後の燃料流量を増やすことや、燃料を再利用する効果があるデバイス及びシステムを使用することも禁止されている。

 サマーブレイク明けから急速にパフォーマンスを向上させたフェラーリには、不正行為を行っているのではないか、と疑惑の声があがってきたが、FIAは複数の技術指令を発行することで、パフォーマンス向上のためにルールを悪用する可能性を封じた格好だ。

 事の発端は、レッドブルがアメリカGPの前に燃料消費の方法に関してFIAに問い合わせを行なった事にある。レッドブルは燃料流量測定システムの抜け穴を突く3つのシナリオを提示し、これらが合法かどうかを確認した。するとFIAは3つ全てが合法でないことを認め、それらを全チームとして技術指令の形で通知したのだ。

 レッドブルがこのような問い合わせを行なったのは、フェラーリが上記のような“不正”をしているのではないかと疑いの目を向けていたからである。その技術指令との因果関係は不明だが、フェラーリはアメリカGP予選で連続ポールポジションがストップし、決勝でも表彰台を逃した。

 フェラーリ側は不正行為に関して一貫して否定しており、アメリカGPとブラジルGPでパフォーマンスが振るわなかったのは技術指令とは無関係であるとした。またチーム代表のマッティア・ビノットは、エンジンの運用方法はシーズン開始当初から何も変わっていないと主張している。

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シリーズ F1
執筆者 Scott Mitchell