ハートレーを襲う度重なる不運……「僕の心は折れていない」と主張

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ハートレーを襲う度重なる不運……「僕の心は折れていない」と主張
執筆: 田中健一
2018/07/08 11:04

トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、土曜日のFP3でサスペンションが突如壊れるというトラブルに遭遇。しかし、度重なる不運にも「心は折れていない」と主張する。

 トロロッソ・ホンダのブレンドン・ハートレーは、イギリスGPのフリー走行3回目(FP3)で走行中に突如左フロントサスペンションが大破し、コントロールを失うという信じられないような事故に遭遇した。

 マシンはこの事故により大ダメージを負い、モノコック交換をする必要に迫られた。そのためハートレーは予選にも出走することができず、決勝をピットレーンからスタートすることになる予定だ。

 不運と言ってもいい事象が続くハートレー。しかし本人は、あくまでポジティブである。

「僕は運や迷信を信じるわけじゃないけど、僕のせいじゃない、一連の不運な出来事があった。今回の件は、明らかに僕がコントロールできるようなものじゃなかった。もどかしいよ」

 そう語るハートレーは、決勝での巻き返しを使う。

「昨日はデータの収集に費やした。そして今日は、最初のふたつのコーナーをクリアした段階で、すでに昨日よりも0.3秒も速かった。マシンは、昨日に比べて良いステップを踏んだと感じていたんだ」

「僕らは予選で強いわけじゃないということをピエール(ガスリー)が示したけど、予選を欠場しなければならなかったのは大きな失望だった。先週のうまくいかなかった日曜日の後は特にね」

「ポジティブなのは、オーストリアでのレースペースが非常に良かったこと、そしてタイヤをマネジメントするのが非常に重要だと言うことだ」

「オーストリアでは、後方からのスタートでも、入賞するチャンスがあった。だから、今週も楽観的に考えている」

「しかし、予選はテレビで見るよりも、実際に走りたいと思った。残念だったのは否定できない」

 サスペンションのトラブルに見舞われた時の状況について、ハートレーは次のように説明した。

「突然のことだった。何の警告もなかったんだ。縁石にぶつけたわけでもないし、事前に振動もなかった」

 そうハートレーは振り返る。

「ブレーキを踏んだ瞬間に、サスペンションにとても大きな力がかかった。その時、何かが壊れたんだ。僕は何とかマシンをコントロールしようとした。できるだけ減速しようと思ったけど、すごく強くウォールに当たってしまった」

 サスペンションが壊れた原因についてハートレーは今も不明だと語るが、その原因究明はスタッフに任せるという。

「大きなダメージがあった。でも、分析するためのたくさんのカメラによる映像があるので、それは良いニュースだ。正確に何が壊れたのかを診断するには、とても適している」

「事故の被害が多い時には、何が壊れたかを理解するのが難しいこともある。でも、原因を分析するのは僕の仕事じゃない。みんなを信頼しなきゃいけない」

 今回のアクシデントは、決勝レースに影響を及ぼすことはないと、ハートレーは断言する。

「明日の僕に、影響することはない。今年はいくつかクラッシュがあったから、それから戻る方法を知っているんだ」

「僕は、人生の中でも大きいと言えるクラッシュを、今年いくつか経験した。でも、いくつかは僕がコントロールできるようなモノではなかった。モナコ、モントリオール、ここの3つは特にね。本当に何もできなかったんだ」

「その上、オーストリアでも完走することができなかった。不運なレースがいくつかあったけど、僕の心は折れていない。僕は明日に集中しているし、楽観的なママでいる」

「オーストリアでは、ポイントを獲得できるだけのペースがあった。そして今回の決勝に向けては、戦略とタイヤの寿命が鍵になると思う。天候が急変することはないけど、高い気温が重要になると思う」

「とにかく、予選に出られなかったことに苛立っているんだ」

Additional reporting by Jamie Klein

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この記事について

シリーズ F1
イベント イギリスGP
ドライバー ブレンドン ハートレー
チーム トロロッソ
執筆者 田中健一
記事タイプ 速報ニュース