フェルスタッペン、ベッテルのミスを擁護「誰にでも起こりうること」
マックス・フェルスタッペンは、レースをリードしながらもコースオフし、リタイアすることになったセバスチャン・ベッテルのミスを「誰にでも起こりうるほど、難しい状況だった」と擁護した。
写真:: Steve Etherington / Motorsport Images
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ドイツGPをリードしながらリタイアすることとなったセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)のミスを擁護する。
ベッテルは約9秒のリードを保ち、ドイツGP残り15周というところを走っていた。しかし、その頃降り始めた雨に足元を掬われ、コースオフ。マシンをウォールにぶつけてしまうこととなった。
一方、ベッテルとタイトルを争うメルセデスのルイス・ハミルトンは、14番グリッドスタートながら混乱をくぐりぬけて優勝。ポイントランキングの首位を奪ったばかりでなく、17ポイントのリードを築いて次戦ハンガリーGPに向かうこととなった。
ドイツGPを4位で終えたフェルスタッペンは、ベッテルに起きたアクシデントは、当時のコンディション下では誰にでも起こりうることだと語った。
「とてもトリッキーな状況だった。特にそのコーナーではね」
そうフェルスタッペンは語った。
「たとえ少しでもロックしてしまえば、すぐにコースオフしてしまう。とても難しい状況だった。だから、ああいうことが起きる可能性がある」
「他の誰にでも、同じようなことが簡単に起きる可能性があった」
レース中に雨が降る可能性は、スタート当初から予想されていたものだった。その雨はレース終盤に振り始めたが、インターミディエイトやウエットタイヤが必要なほど強くはならなかった。しかし一方で、スリックタイヤで走り続けるのは難しいという、実に厄介な雨量だった。
「いつ、どんな時でも、できる限り良いグリップを探そうとする。しかし、すでに多くのポイントを手にできる可能性が高い時には、あまり多くのリスク(=ピットインしてウエット系のタイヤを履くこと)を冒したくない」
そうフェルスタッペンは語った。
「そのリスクに対処するのは、とても難しい。そして少しでもロックすると、すぐコースを飛び出してしまう」
フェルスタッペンは雨が降り始めたタイミングでインターミディエイトタイヤに交換した。しかし雨は強まらなかったため、わずか2周後に再びピットインし、スリックタイヤに戻した。しかし彼は後続に対して大きなギャップを築いていたため、ポジションを失うことはなかった。
「ただ、僕らには失うものがなかっただけだ」
そうフェルスタッペンは、インターミディエイトタイヤを履いた理由について語った。
「僕らは雨を祈っていた。しかし今回は、それが助けになることはなかった。4位は、求め得る最高の結果だ」
「雨は本当に強くなり始めた。雨はターン8と10で広がり始めた。だから僕は考えたんだ。これが続けば、第3セクターにも広がっていくだろうと」
「でも、残念なことにそうはならなかった。だから、再びピットインしなければいけなかったんだ。ギャンブルだったけど、それはうまくいかなかったんだ」
Additional reporting by Erwin Jaeggi
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments