ハースF1、2024年マシンのシェイクダウンを雨のシルバーストンで実施。カラーリング発表時からマシンに変化も?
ハースF1は2月11日、イギリスのシルバーストン・サーキットで2024年マシンVF-24のシェイクダウンを実施した。
2月11日(日)にハースF1は、イギリスのシルバーストン・サーキットにてVF-24のシェイクダウンを実施した。
ハースは2月2日にVF-24のカラーリングをレンダリング画像で公開済み。そのマシンにも昨年からの変更点が随所に確認されたが、フィルミングデーを利用して行なわれたシェイクダウンで、実車の姿がついに明らかとなった。
ただ、11日のシルバーストンは雨。ニコ・ヒュルケンベルグが最初にステアリングを握り、デモ走行用のフルウエットタイヤを装着して雨に濡れたコースで慎重にマシンを走らせた。
ヒュルケンベルグは午前10時過ぎにコースへ入り、徐々にコースが乾いていく中で200km(33周)を走破した。これまでフィルミングデーで許されていた走行距離は100kmに制限されていたが、2024年は合計200kmを走行可能となった。
Haas VF-24 livery
Photo by: Haas F1 Team
ハースはその後、ガレージアウトとピットインの動画と写真をソーシャルメディアに投稿。ここではレンダリング画像のマシンからいくつかの変更が加えられていることが分かる。
シルバーストンで走った実車ではシャークフィンが排除され、フロアエッジやフロアを支えるステーが追加された。フロントウイング翼端板外側に取り付けられたフラップには段が設けられた他、ルーバーも開口部が大きく設けられていることも確認できる。
昨年コンストラクターズランキング最下位に終わったハースは、2024年シーズンに向けて首脳陣が一新。ギュンター・シュタイナーに代わって小松礼雄がチーム代表に就任し、テクニカルディレクターのシモーネ・レスタの後任としてアンドレア・デ・ゾルドが起用され、パフォーマンスディレクターにはダミアン・ブレイショーが就いた。
小松代表は、ローンチ仕様のVF-24では「グリッド後方」に沈むと予想しているものの、新たな運営体制で巻き返しを狙う。ハースはバーレーンで実施されるプレーズンテストの前にも2回目のシェイクダウンを予定している。
なお、ハースがシルバーストンでシェイクダウンを行なった1日前には、スペインのカタルニア・サーキットにてステークF1が新車C44を走らせた。これが2024年マシンの走行1番乗りとなり、ドライバーのバルテリ・ボッタスと周冠宇がステアリングを握った。
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