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僕はセナのようになりたい……ハミルトン、憧れのアイルトン・セナを語る

メルセデスのルイス・ハミルトンは、自身の憧れの存在であり、没後25年を迎えるアイルトン・セナについて語った。

Pole sitter Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 celebrates in parc ferme, the helmet of Ayrton Senna

Sutton Images

 1994年5月1日、アイルトン・セナはイモラ・サーキットで行われていたF1サンマリノGPの決勝レース中にクラッシュし、帰らぬ人となった。今年の5月1日、セナが亡くなって25年という節目を迎える。

 現在のF1を率いる立場であるルイス・ハミルトン(メルセデス)は、セナへの憧れを公言している。そしてセナの命日が迫る今、改めてその想いを語った。

「アイルトン・セナが亡くなって25年。彼に会ったことのないドライバーでも、彼が伝説となっているのはなぜだろうか?」

 そうハミルトンは語った。

「若いドライバーたちはきっと、彼のレースをオンラインやその他のビデオで見たんだろう。僕も彼のビデオを見て育った。彼は僕らにとって最も象徴的なドライバーだし、象徴的な個性を持っていた。そして本当の意味でのリーダーだし、技術面でも達人だ」

 ハミルトンにとってセナとはどんな意味を持つ存在なのか? それを尋ねられたハミルトンは、次のように語った。

「それには何回も答えたことがある。でも、その答えについてはまだ見つかっていない。現時点では、正しい言葉を見つけることはできない」

「彼は、子供の頃の僕を奮い立たせたヒーローだし、この先もずっとそうだろう」

 セナの性格も、そしてそのドライビングも、ハミルトンを引きつけるのだという。

「両方を少しずつだ。確かにね。僕は彼の本当の性格を知らない。僕が見られるのは、切り取られた部分だけだ。彼が立ち向かったこと、そして彼がクルマの中でどんなことができたのか……それが僕が見たいと思うモノだ」

 マクラーレン・ホンダ時代、1990〜92年にかけてセナのチームメイトを務めたゲルハルト・ベルガーは最近、ハミルトンについて「アイルトンと同じようなレベルのドライバーだ」と語った。これについての意見を聞くと、ハミルトンは次のように語った。

「それについては初めて聞いた。ゲルハルト……僕はゲルハルトが本当に大好きだよ。彼はセナと一緒にレースをし、そして本当に良い友人だった。だから、セナのことをよく知る人から、多くのことを聞くことができるということを意味する」

「彼(ベルガー)のような人と同じことを言うのは、僕にとってはかなり難しいことだ。でも僕にとっては……セナが自分の目で見ていたことを、ただ見習い、そうなりたいとただ思うだけだ」

Additional reporting by Edd Straw

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