F1 バーレーン公式プレシーズンテスト

レッドブルの新車RB21は先代とそっくりでも”別モノ”「そっくりに見えるが、あらゆる部分が変わっている」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、2025年シーズンを戦う新車RB21について、先代RB20と似ているものの別モノだと語った。

Gianluca D'Alessandro

Gianluca D'Alessandro

公開日時: 2025/02/27 10:13

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Liam Lawson, Red Bull Racing

 レッドブルの新車RB21は、プレシーズンテストを前に多くの注目を集めたマシンだ。その注目の理由は、技術的な革新があったからではなく、昨年のマシンであるRB20とよく似ていたらからだ。

 2月25日にチームが発表したマシンの画像は、光と影のコントラストを使い、詳細を隠すようなものとなっていたが、実際にシェイクダウンを行なったマシンは先代RB20に酷似した見た目を持っていた。

 昨年のレッドブルがマシンバランスの問題で苦しんだことを考えると、大きな変化がなかったことに驚くかもしれない。しかしプレシーズンテスト初日に行なわれたチームの会見で、クリスチャン・ホーナー代表は一見しただけではわからないほど、多くの変更がマシンに施されていると強調した。

「このレギュレーション・サイクルにおいて、クルマ(のデザイン)は収斂して似たようなものになってしまったと思う。もしかしたらフェラーリだけが他とは違い、最も差別化されているのかもしれないが、その恩恵が最小限になることは避けられない」

「あらゆる部分が昨年とは異なっている。同じように見えるかもしれないが、それは哲学が同じだからだ」

「全体的にいえば、そういったものはすべて収束するんだ。グリッドが非常にコンパクトになるのもそれが理由だ。サーキットによっては有利なクルマもあれば、そうでないクルマもでてくるだろう。パッケージを最大限に生かせるかどうかは我々次第だ」

Dettaglio della pance della Red Bull RB21

Dettaglio della pance della Red Bull RB21

Foto di: Giorgio Piola

「昨年のマシンの特徴のいくつかを改善する必要があると思う。チームはそれに懸命に取り組んできた。昨年はあのマシンで9勝、スプリントで4勝を挙げたことを忘れてはならない。我々には良いベースがあるんだ」

 ホーナー代表は、最も重要な変更点は目に見えない部分にあると付け加えた。

「このクルマは、目に見える部分では昨年のクルマと変わらないように見えるが、多くの部分、特に目に見えない部分で変わっている」

 さらにホーナー代表は、マイナーな調整を除けば、開幕戦に向けて大きな変更はないはずだと語った。

 彼の言葉は、レッドブルが革新的な解決策に焦点を当てるのではなく、2024年にパフォーマンスを制限した要素のひとつであるマシンの理解と開発を促進しながら、バランスの問題や空力マップのギャップを解決することに注力したことを示唆している。

 昨年のカタールGPでは、小さな変更がRB20のパフォーマンスに大きな影響を与える可能性が示された。運転が非常に難しく、どちらかといえば予測不可能なマシンから優勝を狙えるマシンへと変化したのだ。

 2024年のマシンは高いポテンシャルを示したものの、風洞やCFDとのデータ相関性の欠如や、空力マップの不一致などがバランスの問題を引き起こし、シーズンの大半でコーナーでの予測不可能な挙動が生まれていたのだ。

 ホーナー代表にとって、今季は大きな革命ではなく、チャンピオンシップの過程でもたらされる進化がテーマとなる。

「今シーズンは進化がテーマになる。グランプリを通じてパフォーマンスを引き出すことを目指す。(開幕戦)メルボルンから(最終戦)アブダビまで、発展しながらレースを繰り広げることになるだろう」

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