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フェラーリには”奇跡”が必要? ルクレール、夏休み明け初日の結果に失望隠せず「おそらく今季最悪の金曜日」

フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1オランダGP初日を8番手で終え、一部のコーナーで大きくタイムロスしていると語った。

Charles Leclerc, Ferrari

「非常に、非常に、非常に厳しい金曜日だった。おそらく今季最悪の金曜日だ」

 F1オランダGP初日のフリー走行を終えたシャルル・ルクレール(フェラーリ)が放ったこの率直な言葉は、厳しい週末となることを予感させる警鐘とも取れる。

 ザントフールト・サーキットがフェラーリSF-25の特性に必ずしも最適ではないことは周知の事実だった。特に中低速域のロングコーナーでは、レーシングラインを正確にトレースするためにフロントの挙動を安定させる必要があり、フェラーリのマシンが限界を示す場面が既に複数回見られていたからだ。

 しかし不安定な天候に加えて、FP1終了時に複数チームが指摘した「適切な車高設定の難しさ」といった要素に積み重なると、車高に問題を抱えるフェラーリにとっては災難の様相を呈する。

Charles Leclerc, Ferrari

Charles Leclerc, Ferrari

Foto di: Mark Sutton / Formula 1 via Getty Images

 FP1ではマシンがうまく機能せず、ルクレールとルイス・ハミルトンは首位から1.5秒遅れの14番手、15番手に沈んだ。FP2では状況がやや改善し、2台ともにトップ10に入ったが、トップとは0.8秒の差があり、厳しい現実を突きつけられる結果となった。

 セッション間で進歩はあったものの、表彰台の最終ステップを争う最も有力なライバルであるアストンマーティン、メルセデス、レッドブル・レーシングとの差は依然として大きく、埋めるのは容易ではない。

「おそらくシーズン最悪の金曜日だ。休暇明けということもあって、ある種の警鐘となった」と、ルクレールは語った。

「でも大丈夫だ。これまでにも金曜日に苦戦したことはある。状況を好転させられるかどうかは自分たち次第だ」

「確かに楽な一日ではなかった。FP1は極めて困難で、FP2は少し改善したが、目標とする位置からは依然として程遠い」

Charles Leclerc, Ferrari

Charles Leclerc, Ferrari

Foto di: Zak Mauger / LAT Images via Getty Images

 ルクレールは勝利からだけでなく、表彰台争いからも離されている点を強調した。 問題を一気に解決できないのも悩ましいところだ。フェラーリがタイムを失っているのは一部のコーナーだが、そのタイムロスを解消しようとするとコースの他の部分を犠牲にしていまうリスクがある。

「マクラーレンは別次元であり、アストンマーティンも予想外の結果を出している。完全な解決は期待していない。とはいえ、マシンの改善には取り組む。やるべきことはまだ山積みだ」

 そうルクレールは付け加えた。

「タイムロスのおよそ90%が2つのコーナーで発生している。現時点で僕たちのマシンにはできない何かがある。なぜこの問題がたった2つのコーナーに集中するのか理解しようとしている。通常は決して起こらないことだ。この2つのコーナーに対する解決策を見つけるために取り組む」

 ルクレールが言う2つのコーナーとは、ターン1とターン9だ。ここでフェラーリはアンダーステアが発生し、ボトムスピードを高く維持することができないのだ。この問題はターン10でも程度こそ軽いものの発生しているが、シケインのような低速でタイトなコーナーではフロントの負担が軽減され影響は小さくなる。

 こうした問題が解決できるかどうかで、フェラーリのパフォーマンスは大きく左右される。そして解決できなければ、土曜日以降も”今季最悪”の状態が続いてしまうかもしれない。

「分からないよ。本当に奇妙なシーズンだ。ブダペストでポールポジションを獲れるとは一度も言わなかったけど、獲ることができた。だから今日も、目標を立てたくない。こんなに厳しい週末を過ごして、エキサイティングな目標を立てる時じゃない。でも状況を逆転させて、明日、奇跡を起こしたい。でも、僕たちにとって簡単な週末にはならないだろう」

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