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新型コロナ陽性のF1メディカルカークルー、2021年残りのレースも欠場……個人的理由によりワクチン接種を選択せず

F1トルコGPを前に新型コロナウイルスに感染し欠場したF1でメディカルカーのドライバーを務めるアラン・ファン・デル・メルウェ。現在は復帰可能な状態にあるものの、2021年シーズンの残り6戦を欠場するようだ。

Alan van der Merwe, Medical Car Driver, FIA, and Dr Ian Roberts, talk to the press

Charles Coates / Motorsport Images

 F1でメディカルカーのドライバーを務めるアラン・ファン・デル・メルウェは、随伴医師のイアン・ロバーツと共にF1第16戦トルコGPを前に新型コロナウイルスの陽性反応が確認された。これによりふたりはトルコGPを欠場することになったが、ファン・デル・メルウェは現在復帰可能な状態にあるものの、2021年シーズンの残り6戦を欠場するようだ。

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 先週ファン・デル・メルウェは、その理由をソーシャルメディア上で、個人的な意志により新型コロナウイルスのワクチン接種をしない選択を取っていると明らかにした。

 現在第20戦のカタールと第22戦のサウジアラビアの入国には、ワクチン接種の証明が求められ、最終戦アブダビのソーシャルバブル内(パドックエリア)への入場にもワクチン接種が必要になると考えられている。

 昨シーズン始めにも感染が確認されていたファン・デル・メルウェは、普段グランプリへ帯同しているワクチン未摂取のF1関係者のひとりであり、彼ら同様にシーズン終盤のレースへ参加することができない。

 南アフリカ国籍の彼はツイッターを通じて、ワクチン接種をしないという個人的な選択の理由を説明し、今後のレースを欠場する予定だという意志を述べた。

「スイス(私はスイスとのハーフ)や他の先進国では、ワクチン接種と同様に感染による抗体形成が重要だ」とファン・デル・メルウェは綴る。

「それらの国が理解の上でそうしていることを私は信頼している。また、制限の多い国の規則を尊重し、そこへ渡航しないようにしている」

「自分の選択によって、雇用機会が減ったり、移動の自由が制限されたりする可能性は十分理解している」

「自分の健康よりも便利さを優先させないということであり、私は自己中心的な決断をしているワケではない。我々はみんな、健康でありたいと願っているのだから」

The Medical car on track

The Medical car on track

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 FIAのレースディレクターを務めるマイケル・マシは、ワクチン接種に関する入国・入場制限により、一部のF1関係者が中東でのレースに参加できなくなることを認めた。

「分かっている限りでは、おそらくワクチン接種を行なっていないと入国できない国があると考えられる」とAutosportの取材に対してマシは語った。

「これは、ある地域ではマラリアなどの予防接種を受けていないと入国できないのと同じモノだ」

「そうした国に入るには、入国条件を満たす必要がある。その観点から言えば、FIAも当然その国の入国条件を尊重する必要があるし、全てのF1チームや全ての人たちも同様だ」

 一方、マシ曰くロバーツ医師はファン・デル・メルウェとは別に陽性反応が確認されており、予防的に隔離対象になったケースではないという。

「片方に陽性反応が出ても、もう片方が陰性なら、彼(ロバーツ)はそう公表されていただろう。だが残念なことに、実際ふたりとも陽性だった」

「ふたりに関して推測できることは、ロシアGPではふたりで一緒にクルマに乗る時間が長かったということだ」

 ふたりの代役としてF1トルコGPへ参加したのは、フォーミュラEでメディカルカーのクルーを務めるドライバーのブルーノ・コレイアとブルーノ・フランチェスキー医師だ。

 マシは、メディカルカーのクルーのみならず、コロナ禍ではFIAは他の世界選手権からF1へ代役を連れてこられるよう既に準備をしていたと語る。

「良い点を挙げると、アランとイアンとは週末に何度も話をしていて、彼らは比較的元気なことだ。そして彼らがレース週末を通じて電話越しで対応してくれたこと、ブルーノ医師と(ドライバーの)ブルーノがF1に慣れるために何でもしてくれたことだ」

「幸い、FIAの選手権間ではレースディレクターが定期的な話し合いをしている」

「ポルトガルGPでは世界耐久選手権(WEC)のレースディレクターであるエドアルド・フレイタスがコースクラークを務め、フォーミュラEのレースディレクターであるスコット・エルンストとニールス・ウィティヒが私の代役として多くのイベントをこなしている」

「全員が力を合わせるのは実は当たり前のことで、医師に関しても同じだ。ブルーノ・コレイアは、今年のFIA F2とFIA F3でドライバーアドバイザーのひとりだ」

「実質的に、(FIAは)大家族のようなモノだ。ふたりが急遽対応してくれて、とても良かった」

「彼らは、我々が誰ひとりとして望んでいない事態が発生した場合のリザーブとして常に待機していたのだ」

 
 

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