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F1ドライバー移籍市場最新情報:全てはフェルスタッペン&ハミルトン次第。現時点ではこう着状態……角田裕毅にチャンスはくるのか?

2027年に向けたF1ドライバー移籍市場は、ハミルトンとフェルスタッペンが鍵を握っている。このふたりの動向次第では、激動の交渉が繰り広げられるかもしれない。

Lewis Hamilton, Ferrari

Lewis Hamilton, Ferrari

写真:: Ferrari

 2026年のF1は、レギュレーションが大変更されたため、そのレギュレーションの問題点、各方面からの不満点に注目が集まっている。

 しかし実は、様々なところに燻る火種が残っている。エステバン・オコン(ハース)とフランコ・コラピント(アルピーヌ)の将来は不確かだし、3人のワールドチャンピオン経験者は今年限りで引退する可能性すらある。

 彼らの動向によっては、2027年に向けたドライバー移籍市場は、予想外の展開を生み出すかもしれない。

 バルセロナで最初に行なわれたシェイクダウンテスト以降、F1は技術的な問題に翻弄されてきた。新レギュレーションの導入がその発端であるが、その不具合を解消するための調整が行なわれ、今後さらなる変更が行なわれる可能性があるのかというところにも注目が集まっている。

 一方でドライバー移籍市場も動き初めている。グリッドの半数以上のドライバーが、まもなく契約満了を迎える。そのため、チームとドライバーのマネージャーの間では、最初の接触が始まっている。中には、今年限りで契約満了を迎えるドライバーもいる。

Max Verstappen, Red Bull Racing

Max Verstappen, Red Bull Racing

Foto di: Simon Galloway / LAT Images via Getty Images

 現時点では、最終的なシナリオを正確に予測するのは不可能だ。もし全ての契約延長されたり、オプション契約が行使されれば、2027年に向けた移籍市場の動きは最小限で収まるかもしれない。特に、トップチームの中では大きな変更はないという可能性もある。

 しかしいくつかの状況は、市場全体の動きを停滞させるリスクをはらんでおり、全てが不透明な状態で月日が進んでいく可能性もある。

 例えばフェラーリのルイス・ハミルトンは、今シーズン限りで契約が満了するドライバーのひとりだ。彼は昨年フェラーリに加入したものの、1度も表彰台を獲得できないなど絶不調のシーズンを過ごした。今季は開幕からイキのいい走りを見せているものの、41歳という年齢のことを考えると、いつ引退を決断しても不思議ではない。

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンの状況は、最も注目を集めている。フェルスタッペンは今季から導入されたレギュレーションに対して最も批判的なひとりであり、F1から引退する可能性を度々口にしている。

 このフェルスタッペンの発言の捉え方は、パドックを二分している。一方ではFIAに対してレギュレーション変更に対する圧力をかけるための戦略的なモノであろうという考え方。もう一方は、本当に引退を考えているため、その発言を軽視すべきではないという声である。

 フェルスタッペンには多くの選択肢がある。レッドブルに残留する。1年間休養する。あるいは、昨年交渉していたとされるメルセデスとの話し合いを再開することだってできるだろう。

 このチャンピオンたちががどの方向に進んでいくのか……それを見守りつつ、各チーム/ドライバーのマネージャーたちは、あらゆる可能性を注視し、検討している。

Yuki Tsunoda, Red Bull Racing, looks on.

Yuki Tsunoda, Red Bull Racing, looks on.

写真: Mark Thompson / Getty Images

 しかも動きがありそうなのはこれだけではない。今季アストンマーティン・ホンダが大苦戦していることで、フェルナンド・アロンソもF1引退を考えている可能性がある。またコラピントとオコンの将来も予想以上に不透明だ。

 これらの状況を考えると、今年の移籍市場は予測不可能な部分が大きいと言えるかもしれない。

 グリッドを離れるドライバーが現れれば、それだけパドックにいるドライバーたちにチャンスが到来する可能性がある。ただその全てが、新人ドライバーにあてがわれるということはないだろう。

 今パドックにいるドライバーのうち、レギュラーシート復帰に最も近いところにいるのは、レッドブルおよびレーシングブルズのリザーブドライバーを務めている角田裕毅だと言える。

Leonardo Fornaroli, McLaren

Leonardo Fornaroli, McLaren

Foto di: McLaren

 ただその一方で、現在F2など下位カテゴリーを戦うドライバーの中で、F1参戦に値しそうな存在は非常に限られている。

 ひとりはラファエル・カマラだ。フェラーリ・ドライバー・アカデミー出身のカマラは、過去2シーズンの勢いを今季のF2で発揮することができれば、F1チームからも注目される存在となるだろう。

 もうひとりはレオナルド・フォルナローリである。彼は昨年F2でタイトルを獲得し、現在はマクラーレンでTPC(旧車テスト)を行ない、経験を積んでいる。マクラーレンのシートに空きが出る可能性は低いが、F1デビューに向けた準備を着々と進めている感がある。

 それ以外では、現時点でF1チームの関心を引くような存在はF2にはいない。ただ、バーレーンとサウジアラビアで予定されていたレースが中止となったため、今季のF2はまだ1ラウンドしか行なわれていない。今後頭角を表してくるドライバーが出てこないとも限らない。

 F1チームは、ドライバーの育成過程を総合的に評価する。しかし、現時点ではドライバー育成システムが特に活発な状況にあるとは言えない。もしラインアップを大幅に刷新する必要が出てきた時、各チームが将来有望な新人として誰を指名するのか……現時点ではまだ明らかではない。

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