バレンタインデーはF1ファンにとって特別な1日に? メルセデスとマクラーレンが2024年マシンを発表か
メルセデスとマクラーレンは、2月14日に2024年マシンの発表会を行なうようだ。
2月14日のバレンタインデーは大切な人と愛を祝う日だが、2024年はF1ファンにとって別の意味でもスペシャルな1日になるかもしれない。
motorsport.comの調べでは、メルセデスとマクラーレンが2024年シーズンに向けて新車を発表する日として2月14日を選んだようだ。
イギリスのブラックリーを拠点とするメルセデスとイギリスのウォーキングを拠点とするマクラーレン。この名門2チームの発表日は被ってしまうこととなりそうだが、見通し上の問題から好きに日程を選んで発表することは難しく、ある意味では仕方のないことだ。実際、既に発表日を明かしているザウバーとウイリアムズは同じ2月5日を選んでいる。
さて、メルセデスとマクラーレンにとって2024年マシンは非常に大きな意味を持っているが、それぞれの意味合いは異なる。
メルセデスには常勝軍団復活という使命がある。彼らは2014年から2021年までの8年連続でコンストラクターズタイトルを獲得したが、それも遠い昔のように思われる。なにせ、現行レギュレーションが導入されて以降の直近2年間はたった1勝。2023年はコンストラクターズランキング2位まで挽回したものの、2024年もレッドブルの後塵を拝し続けることは避けたいだろう。
メルセデスは2024年マシンでコンセプトを一新するとしており、これまでの命名規則通りであればW15と呼ばれる2024年マシンは、現行レギュレーションが終了する2025年末まで影響を及ぼす可能性のある重要な1台だ。
2024年のドライバーラインナップは、メルセデスと契約を更新したばかりのルイス・ハミルトンと、2023年のドライバーズランキングでそのハミルトンから大きく後れを取ったジョージ・ラッセルだ。
なおここ数シーズン、メルセデスは発表日と同じタイミングで、フィルミングデーを使用して、シルバーストンにて100kmのシェイクダウンを実施してきた。2024年もそれに倣うだろうか。
一方、マクラーレンはこれまで、ウォーキングにあるマクラーレン・テクノロジー・センター(MTC)で静かなプレゼンテーションを行なうことが多かった。
そしてマクラーレンは2023年も、プレシーズンテストや開幕戦に先駆けてバーレーン・インターナショナル・サーキットで新車のシェイクダウンも済ませた。
2023年、センセーショナルな躍進を見せたマクラーレンは、2024年に向けて最も期待がかけられるチームのひとつ。チームとしても、開幕から上位チームと共に争うことが、名門復活における次なるステップとなることだろう。
マクラーレンは2023年シーズン開幕当初こそ入賞も難しい状況だったものの、段階的なアップデートを投入して急成長。レッドブルを追う2番手チームの仲間入りを果たして表彰台獲得を連発した。ただ、開幕当初の遅れが響き、コンストラクターズランキングでは4位に終わった。
マクラーレンの2024年マシン名称は、チーム創立60周年を記念して命名された2023年のMCL60から、以前の命名規則に戻ると見られている。そのため、2022年から続いてMCL37と呼ばれる可能性もある。
マクラーレンのドライバーラインナップは、複数年契約を結んでいるランド・ノリスと2023年にルーキーながらも印象的な走りを見せたオスカー・ピアストリのふたり。ノリスにとってはトップドライバーになるための“最後の一歩”を踏み出す1年であり、ピアストリにとってはノリスに並ぶ安定感を得るための1年となる。
記事をシェアもしくは保存
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。