3日で500周走破! 順調すぎるメルセデス、バルセロナテスト終え「バーレーンに大きな自信を持って向かう」とアントネッリ
バルセロナテストで500周以上を走ったメルセデス。チームは「確かな自信を得てバーレーンテストに臨むことになる」とアンドレア・キミ・アントネッリは語る。
1月26日からバルセロナで行なわれているF1シェイクダウンテスト。各チームは5日間のうち3日間走行することができるが、メルセデスはテスト4日目に全行程を終了。抜群の安定感と信頼性を見せてサーキットを後にした。
今回は新規則導入初年度ということで、バーレーンでの2回のプレシーズンテストに先駆けてシェイクダウンテストが設けられた。当然ながら主眼とするのはパフォーマンスではなく、車両の動作確認や走行データの蓄積、トラブルシューティング等であり、メルセデスのジョージ・ラッセルとアンドレア・キミ・アントネッリは、完全刷新されたパワーユニット(PU)、空力規定、各種システム等の理解に努めた。
この点において、メルセデスはまさに充実した3日間を過ごした。走行2日目を終えた時点で、チームのエンジニアは元々のスケジュールよりも前倒しで進んでいると認めていた。最終的に3日間での周回数は500周に達した。
アントネッリはテストを総括して次のように語った。
「良いシェイクダウンだったと思う。今日も多くの周回を重ねられたし、チームにとっても素晴らしいマイレージを稼げた。僕自身もクルマについて多くを学べたから満足だし、今はバーレーンに戻るのが楽しみだ」
またアントネッリとラッセルは、走行2日目と3日目に複数のレースシミュレーションを完了しており、これもチームの自信につながっている。小さな不具合はあったが、いずれも迅速に解決可能で、ガレージに長時間とどまりプログラムに支障をきたすような大きな信頼性トラブルには見舞われなかった。
走行2日目は硬めのタイヤコンパウンドでのロングランが中心であったが、翌日はソフト寄りのタイヤに焦点を移し、高速コーナー進入時の挙動やPUの反応を確認。ブレーキング時のエネルギー回生最適化や、進入時のバランス改善に向けたセットアップの方向性も探った。
「基本的には昨日と似たプログラムでロングランを行なった。バッテリーや挙動に関して理解するため、いくつかのモードを試した。今日は特にソフトタイヤでのロングランに重点を置き、コーナーの進入速度が高い状況でのマシンとPUの反応を確認した。とても興味深かった」
そう語ったアントネッリ。バーレーンのテストではパフォーマンス向上にも注力しつつ、引き続き信頼性の確認も行なっていくことになるが、自信を持ってバーレーンに向かうことができるとコメントした。
「ここまでうまくいっているから、バーレーンには大きな自信と希望を持って向かえる。もちろん、シェイクダウンの間にいくつか問題はあったけど、解決できた。向こうでも良いスタートを切れるはずだ。マシンへの理解もさらに深まり、着実な進歩と継続的な学習ができるだろう」
メルセデスのトラックサイド責任者、アンドリュー・ショブリンも3日間の作業を高く評価。バーレーンではW17から最大限のパフォーマンスを引き出すべく、空力とタイヤマネジメントの両面からセットアップ作業に取り組んでいくという。
特に今回のバルセロナテストは非常に気温が低かったということもあり、パフォーマンス面の確認は難しいと言わざるを得ない。期間中のスペインは5℃を下回ることもあり、チームによってはタイヤを適正な作動温度に入れるのに苦労した結果、特に左フロントタイヤのグレイニング(ささくれ摩耗)に苦しんだようだが、気候条件とサーキット特性を考えれば想定内と言えた。
「信頼性の観点では良い1週間だった。3日間とも計画通りのプログラムを実行するというのは、我々がまさに望んでいたことであり、ブラックリーとブリックスワース(チーム開発拠点)の全員の努力の賜物だ」とショブリンは言う。
「バルセロナでは主にW17の検証に集中した。最初の2日間で見つかった課題についても前進があった。バーレーンにおいては、ここ(バルセロナ)では気温が低すぎてできなかったセットアップの追求に移っていく。それにより、2026年シーズン開幕に向けてマシンの本当のポテンシャルがより明確になるだろう」
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