F1 メキシコシティGP

メキシコでのF1開催は英雄ペレス次第ではない?「いつかいなくなることは分かっている」主催者は”その後”を検討

F1メキシコシティGPのオーガナイザーは、母国の“英雄”セルジオ・ペレスのレッドブルでの今後の去就に疑問符がつく中でも、F1開催継続を目指すと語った。

Filip Cleeren

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公開日時: 2023/10/30 23:39

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Sergio Perez, Red Bull Racing RB19, waves at the crowds

 毎年、母国の“英雄”セルジオ・ペレスの大応援団が大挙して押し寄せ、チケット完売となるF1メキシコシティGP。ペレスの去就が取り沙汰される中で、オーガナイザーはメキシコでのF1開催の未来は、ペレスのF1キャリア次第ではないとの考えを語った。

 メキシコでのF1開催はペレス人気に伴い、2015年からメキシコGPとして復活。COVID-19の世界的蔓延により2020年、2021年は開催が見送られたが、2021年からはメキシコシティGPとして開催されてきた。

 ペレスは常に母国で絶大なサポートを受けてきたが、彼が2021年にレッドブルに加入して優勝が狙えるポジションにつけると、メキシコのファンの熱狂はさらなる高まりを見せた。

 しかしチームメイトであるマックス・フェルスタッペンを相手に苦戦を強いられているペレスは、2024年末に満期を迎える現在の契約が早期に打ち切られるかもしれないというプレッシャーに晒されている。

 メキシコシティGPのオーガナイザーは、ペレスがF1トップチームあるいはF1シートを失うことが痛手になることを認めている。

 しかしmotorsport.comの取材に応じたマネージングディレクターのフェデリコ・ロドリゲスは、メキシコでのF1開催の趨勢はペレスのF1キャリア次第ではないと語った。

「チェコ(ペレスの愛称)がいつかいなくなることは分かっている」

「我々が取り組んでいるのは、チェコだけではなく、このスポーツ全体の経験を活かすことだ」

「チェコのファンは沢山いるが、レッドブルやメルセデス、フェラーリ、あるいは他チームのファンもいる」

「売り上げが落ちるかもしれないが、そうなることは分かっている。だから我々は、観客の体験に取り組んでいる」

Sergio Perez, Red Bull Racing RB19

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

Sergio Perez, Red Bull Racing RB19

 そしてロドリゲスは次のように続ける。

「チェコは我々のスーパーヒーローだ。現時点では(メキシコにおける)トップ3あるいはトップ5に入る国際的なアスリートだ」

「チェコがいなくなれば苦しくなるのは分かっているが、我々はそれなりの計画を立て、それを想定する必要がある」

 メキシコシティGPのF1開催契約は現時点で2025年までとなっているが、ロドリゲスはそれ以降も契約を延長することを望んでいる。

「今契約している年数以上の開催を望んでいる」とロドリゲスは言う。

「我々はできる限り努力を重ねるつもりだ」

「我々にとって、ここでマシンを見て、全てを体験できるというのは一度限りのことだということを忘れないでほしい。F1がこの国で開催される喜びを失いたくないからこそ、チケットが完売するのだ」

「あと2週間ほどで2024年大会のチケット販売が開始されるが、昨年も今年と同じ時期に販売を開始して、ほぼ2〜3時間で完売した」

 

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