【F1】MotoGPとの日程衝突回避へ、ロス・ブラウンがドルナと会談

ロス・ブラウンとドルナのカルメロ・エスペレータはF1スペインGPの週末に、将来F1とMotoGPの日程衝突を避けるべく、議論を行ったようだ。

 F1の新オーナーとなったリバティ・メディアの下でモータースポーツ・マネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、スペインGPが行われた先週末に、MotoGPの商業権を保有するドルナのCEOであるカルメロ・エスペレータと会談を持ち、両シリーズの日程衝突回避に向けて議論を行ったようだ。

 F1とMotoGPは、シーズン開幕からの2戦が同じ週末に開催された。さらに、今シーズン終了までにあと6戦、日程がバッティングすることになっている。その中には、MotoGP最終戦となるバレンシアGPとF1第19戦ブラジルGPも含まれている。

 ロイターのインタビューで、ブラウンは現在の状況は「賢明ではない」と語り、バルセロナでエスペレータと会い『それぞれがやってきたことから、どのような教訓が得られるか』を評価したと明かした。

「我々は、他の選手権と話し合うことを恥じることなどないし、最善の方法を探している」とブラウンは述べた。

「日程を調整するのは困難だし、望むものを全て達成することはできないが、少なくとも対話をしそれを試してみることはできる」

 ブラウンはまた、MotoGPのクラス構造に憧れていると語った。

「私は、Moto3やMoto2、MotoGPの間にある実力主義が好きだ」

「商業面や、彼らがチームや契約を構成している方法、それがカスタマーチームでも機能することについて、興味深く思っている」

 今年のMotoGPチャンピオンシップのトップ10のうち、カル・クラッチローとダニーロ・ペトルッチ以外は、Moto3及びMoto2クラスの”卒業生”である。

 F1の構造はより複雑であり、GP2(現在のF2)をスキップし、F3やGP3、フォーミュラ・ルノー 3.5から直接F1にデビューしたドライバーも多い。

「F1には、世界中で22人か24人のベストドライバーが揃っているべきだ」とブラウンは語った。

「商業的な側面も考慮されているため、それが必ずしも達成されてはいない」

「それを実現するには、商業的な意思決定を行う必要がない立場にチームを置かなければならないため、複雑な問題だ。そうすることができれば、チームは彼らが見つけられる中で最も強いドライバーを選ぶだけでいい」

”革命”の予定はない

 F1の運営にリバティ・メディアが乗り出したことで、F1の収益分配構造が変化し、ビッグチームがより有利な条件で多額の分配金を受け取っている現状が変化することが期待されている。一方でブラウンは、それは長期的なプロジェクトだと述べた。

「F1に突然大きな変化が生じ、全てが良くなるような”革命”は起きない」と彼は語った。

「それは一定の過程を経る必要があるはずだ」

「我々は、スポーツが変化するべき方向性を本当に理解できるようになるまでは、大きな変更をするつもりはない。それはあまりにもリスキーだ」

 ブラウンは以前、非チャンピオンシップレースの開催などのアイデアを検討していると語っていたが、彼はグランプリのフォーマットそのものの抜本的な改革についても述べた。

「現代のテクノロジーによって、人々が見たいと思うようにスポーツをパッケージングすることが可能だ」

「私は、1時間40分とか1時間45分というのが、レースとして素晴らしい長さだと思う」と、ブラウンはグランプリのフォーマット自体の改訂について語った。

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シリーズ F1 , MotoGP
記事タイプ 速報ニュース