やっぱり”白いご飯”は日本人にとってのエネルギー? 中上貴晶&角田裕毅が語る「食」
角田裕毅と中上貴晶が、MotoGPサンマリノGP前に行なわれたレッドブルのイベントに登場。食を中心に、欧州での生活について語った。
写真:: Red Bull Content Pool
F1に参戦中の角田裕毅(アルファタウリ)とMotoGPに参戦中の中上貴晶(LCRホンダ)が、レッドブルのイベントに登場。それぞれが現在の生活状況、そして料理について語った。
F1とMotoGPという、四輪と二輪の世界最高峰シリーズで戦うふたりの日本人が、MotoGPのサンマリノGPを前に行なわれたレッドブルのイベントに揃って登場。中上はF1の世界に触れ、そして角田はMotoGPサンマリノGPを訪れて中上を激励した。
ふたりは生まれ故郷を離れ、ヨーロッパで生活している。しかも今は新型コロナウイルスの影響で、長い休みがあっても日本に帰国するのは簡単ではない。彼らはそんな状況で、ヨーロッパでどんな暮らしをしているのだろうか?
角田が活動拠点ヨーロッパに移したのは、2019年のことである。
「(ヨーロッパに引っ越したのは)2019年です。僕はその年、FIA F3でレースをしました。それまで、一人暮らしの経験をしたこともなかってですし、外国に住むのも初めてでした。だから、少し心配していました」
そう角田は語る。
「日本を離れることを、少し心配していたんです。でも、大丈夫でした」
現在はイタリアに住む角田だが、渡欧直後はフランスに住んだという。しかしフランス語で注文する自信がなかったため、ほぼ毎食自炊をしていたようだ。
「僕が最初に住んだのはフランスでした。でもレストランでフランス語を話す勇気がなかったので、朝食、昼食、夕食と、ほぼ365日自分で料理をしていました。スーパーマーケットで食材を買ってきて、毎日料理していました」
一方の中上は、2012年からヨーロッパで生活する”ベテラン”。今はスペインに住んでいるものの、当初はイタリアに住み、そこでの生活を最初から気に入っていたようだ。
「全てが新しく、新鮮なことがたくさんありました。昼も夜も、外出すると全てが印象的だったんです」
そう中上は当時を振り返る。
「第一印象から、大丈夫……悪くなかったです。日本に戻ることはできませんでしたから、適応しようとしました。そしてイタリアの文化、美味しい食べ物を理解するようになりました。それは素晴らしい思い出です」
そんな中上は、積極的に料理も楽しんでいるようで、そこにはあるこだわりもあるようだ。
「最初にイタリアに引っ越してきたとき、僕は炊飯器を日本から持ってきたんです。そして、日本からのお米もです。これはとても重要です」
日本人にとって白米は欠かせない。
「ヨーロッパでお米を買ったことはないですし、買おうとしたこともありません。いつか買うことになるかもしれませんけどね」
「でも、僕は日本食が大好きなんです。日本人は、いつもご飯を食べますし、それが良いエネルギーになります。今でも、毎日ご飯を食べようとしています。それも、日本のスタイルのままです」
なお角田は今季途中からイタリアに移り、チームのファクトリーの近くで日々過ごしている。今では、イタリアでの”食”を楽しめているようだ。
「前に住んでいたミルトンキーンズ(イギリス)も大丈夫でしたが、ここ(イタリア・ファエンツァ)の気候と食べ物がとても気に入っています。とても楽しめていますよ」
なお、ゲーム好きとして知られる角田。若い自分へのアドバイスを求められると、次のように語った。
「テレビゲームをやりすぎないで! F1をドライブする時には、もっと自己管理できるようになる必要があります」
「サーキット以外でももっとプロフェッショナルになり、自己管理をしっかりして、よりトレーニングしたり、レースのための時間を増やしなさいと言いたいですね。テレビゲームをするばかりではダメだと」
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