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新型コロナの影響で、イタリアからの渡航にさらなる制限? F1、MotoGPに影響か

F1とMotoGPのレース開催は、多くのチームが拠点を構える北イタリア地域に厳格な検疫措置がとられたことにより、雲行きが怪しくなってきている。

Mechanics make final preparations on the grid prior to the start of the formation lap

Mechanics make final preparations on the grid prior to the start of the formation lap

Sam Bloxham / Motorsport Images

 新型コロナウイルスを取り巻く状況は、日に日に変化している。そのため、F1やMotoGPといった世界的なモータースポーツイベントの開催可否にもさらなる影響がありそうだ。

 イタリアはヨーロッパで最も新型コロナウイルスの感染が拡大している国である。これまでに233人が死亡し、5000人以上の感染が確認されている。イタリア政府はこの現状を鑑み、流行を食い止めるための大胆な動きを取ろうとしている。

 3月7日(土)にイタリア政府は、北イタリアに出入りをする人たちに対して厳格な検疫措置をとることを発表した。この地域には、フェラーリが拠点を置くモデナも含まれている。

 それだけでなく、F1タイヤサプライヤーであるピレリの拠点であるミラノ、ヤマハMotoGPチームのファクトリーがあるロンバルディア、世界的に有名なMotoGPライダーのバレンティーノ・ロッシが拠点を構えるペーザロ・エ・ウルビーノ県も、北イタリアに含まれるのである。

 興味深いのは、MotoGPのドゥカティチームの本拠地であるボローニャはこれらの制限区域に含まれていない。そしてアルファタウリF1チームの拠点があるファエンツァも対象外であり、これら2チームは今回の措置の影響を受けないということになる。

 上記のような理由で休業を強いられた労働者には手当が支給されることも検討されているが、これにF1チームやMotoGPの関係者が含まれるかどうかはまだ明らかになっていない。

 なお、MotoGP開幕戦カタールGPの最高峰クラスは中止となっている。これは、カタール政府がイタリアからの旅行者に14日間の検疫を課すことにしたため、一部のスタッフが現地入りできなくなったからである。また、第2戦タイGPも延期となり、10月にリスケジュールされた。

 これにより、現時点では4月5日にアメリカ・テキサス州オースティンで行なわれるアメリカズGPがMotoGPクラス最初のレースということになるが、3月7日(土)朝にオースティンは緊急事態を宣言。同州で行なわれる予定だった大規模な音楽・映画フェスティバル”サウス・バイ・サウスウエスト”も中止が決まるなど、雲行きは怪しくなってきた。

 MotoGPのテック3チーム代表で、国際レーシングチーム協会(IRTA)会長のエルベ・ポンシャラルは、Moto2クラスとMoto3クラスの開幕戦が行なわれているカタールで、アメリカズGPの開催可否は今後1週間で決まるだろうとコメントした。

 一方でF1開幕戦のオーストラリアGPは、スケジュール通り3月13日(金)から開催する予定となっている。イタリアからの旅行者は厳格なチェックを受けることにはなるが、オーストラリア政府は今のところ厳格な渡航禁止を課していない。上記のようなイタリア政府の動きがスタンスの変更を促すかどうかは不明だ。

 フェラーリは最新の状況を注視している状況だが、彼らは検疫措置が施行される前にオーストラリアに向かう可能性が高いため、問題なくシーズンの開幕を迎えられると思われる。ただ、仮にフェラーリやアルファタウリといったイタリア系チームが参加できなくなった場合、オーストラリアGPは非選手権イベントになると、F1マネージングディレクターのロス・ブラウンは明言している。

「チームが入国を妨げられた場合、我々はレースをすることができない。開催したにせよ、F1世界選手権のレースにはならないだろう。不公平だからだ」

 そうブラウンは語った。

「彼らが自らの意思でレースに参加しないというのなら別だが、政府の決定によってレースをすることができないのであれば、そこに公平な競争を求めることはできない」

 ピレリも、イタリア人に対する厳しい検疫措置に対して備えている。ピレリの広報担当者は次のように述べた。

「我々はいつもと同じ人数で向かう予定だ」

「オーストラリアとバーレーンでは、イタリアから来た人々が到着時にメディカルチェックを受けることは承知している。ベトナムへの渡航に関しては何も決まっていないが、さらなる指示を待つしかない」

 

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