速報ニュース
F1
F1はインディカーのような”激戦レース”を目指すべき……マクラーレンCEO叫ぶ
マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、F1はこれまで以上に驚きの結果と、衝撃的な勝者が誕生する、インディカーと同じくらい競争の激しいシリーズになることを目指すべきだと主張する。

Luke Smith
編集: 2020/05/07 12:39
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

F1は2022年シーズンからテクニカルレギュレーションを大幅に変更、さらに2021年からはチームの年間予算額の上限も設定されることになる。これらの変化により、F1はチーム間の格差が縮まることを目指している。
直近6年の間で勝利を収めたのは、メルセデス、フェラーリ、レッドブルのわずか3チームだけ。この3つ以外のチームが勝利したのは、2013年のオーストラリアGP(ロータス/キミ・ライコネン)が最後である。
一方で同じ期間をインディカーで見てみると、実に11ものチームが勝利を収めている。今季からマクラーレンが参画し、アロー・マクラーレンSPとなるチームも、シュミット・ピーターソン時代に買っている。
マクラーレン・レーシングのCEOであるザク・ブラウンは、motorsport.comの独占インタビューに応じ、F1を中団チームが表彰台や勝利を手にできるチャンスを増やしたいと考えていると語った。
「インディカーのコース上での完成度は、競争という観点で言えばF1にも欲しいと我々が思っているものだ」
そうブラウンは語った。
「技術仕様のことについて言っているわけではない。誤解してはいけないが、F1はF1であり、インディカーはインディカーなんだ。つまり、インディカーは17戦でシリーズが開催され、毎年チャンピオンを獲得するのは大きなチームだ……しかし毎年3人か4人の驚きの勝者がいる」
「デトロイトGPで誰が優勝するのかを考えてみたとしよう。しかし4人や5人ではなく、約10人のドライバーが候補になる可能性がある。そういう意味では“深さ”は倍にもなる」
「もし10〜15人を挙げた場合、そのうちのひとりは、年に2〜3回勝つことになる。F1ではそういったサプライズは決して起こらない。サプライズ勝利が最後にあったグランプリを思い出すことはできない」
「戦力を近づけることができたとしても、チャンピオンシップはやはり大きなチームが勝ち続けるだろう」
「しかし、完全に混乱したレースで、サプライズ勝者が出る事を期待するだけではない。ピットストップに失敗するか、戦略の立て方が悪いだけでも、驚きの勝者が誕生するようにしなければいけない」
F1は新規則下でブラウンCEOが期待するような戦いが起きることを望んでいるものの、新型コロナウイルス のパンデミックに伴い、前述の通りその施行は2022年まで延期されることになった。
F1のモータースポーツ面のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、レースの秩序を整え、将来に向けて持続可能なモノとするために、この新規則導入がさらに遅れることはないと語る。
「中団グループの中でも良いチームは、表彰台を獲得できるはずだし、勝つことだってできるかもしれない。それは、小さいながらもメリットになるはずだ。それが達成できれば、持続可能な未来を生み出すことができる」
ブラウンはSkyスポーツF1にそう語った。
「今のクルマはとても複雑で、資金を使えば使うほど速くすることができる。その格差を均す必要がある」
「F1の品位を維持しなければいけない。F1はスポーツであるから、最高のプレイヤーが勝つべきだ。しかし新しいレギュレーションで生まれる新しいクルマにより、将来はもっと激しい戦いのレースになると私は思う」
「レギュレーションの施行は1年延期されたが、2022年には間違いなく導入されるはずだ」
Read Also:
- マクラーレンCEO「カスタマーカーは“無償で”提供されるべき」と主張
- 7月開幕を目指す2020年のF1。2日ごとに新型コロナウイルス検査を義務付けへ
- クビアト、“浪人中”のフェラーリテストが転機に「何としてもF1に戻りたいと思った」
- アロンソは来年何をするのか? 「概ね決まっている」と本人が明かす
- 6輪F1マシンは失敗? それとも”革新的”なアイデアだったのか?
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1仕事の流儀:広報責任者編「人間関係が最も大事。携帯はいつでも電源オン」
次の記事 アジア資本の新F1チーム”パンテーラ”、新規則導入の2022年参戦開始を目指す
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Luke Smith

没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」
F1
F1 2024/05/01
没後30年。アイルトン・セナとホンダの”絆”を、マネージャーの言葉で振り返る「彼はホンダに対して誠実だった」

”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役
F1
F1
Aston Martin Silverstone Shakedown
2023/02/20
”要求の厳しい”アロンソ。投資進むアストンマーチンF1を成長させるための絶好の配役

ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
F1
F1 2023/02/19
ハミルトン、ハリウッドF1映画のプロデューサーとして演者オーディションに参加。ブラッド・ピットの共演者は多様性重視
最新ニュース

レッドブルF1マシンがマドリード地下鉄を走行! RB8を線路仕様に改造した前代未聞の挑戦
F1
F1 F1
スペインGP
13 分前
レッドブルF1マシンがマドリード地下鉄を走行! RB8を線路仕様に改造した前代未聞の挑戦

テニス選手なら引退してるよ……マルク・マルケスの主治医が明かす、最強王者の現状
MotoGP
MGP MotoGP 3 時間前
テニス選手なら引退してるよ……マルク・マルケスの主治医が明かす、最強王者の現状

ウイリアムズ、マドリード開催F1スペインGPに特別カラーで挑む。1981年にハラマ走った「FW07C」モチーフのクラシカルデザイン
F1
F1 F1
イタリアGP
3 時間前
ウイリアムズ、マドリード開催F1スペインGPに特別カラーで挑む。1981年にハラマ走った「FW07C」モチーフのクラシカルデザイン

フェラーリの2回目ADUOアップデートは、あんまり効果なし? ハースF1のベアマン証言「空力アップデートの効果の方が何倍も大きいよ」
F1
F1 F1
イタリアGP
4 時間前
フェラーリの2回目ADUOアップデートは、あんまり効果なし? ハースF1のベアマン証言「空力アップデートの効果の方が何倍も大きいよ」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録