F1 アメリカGP

F1の”サードカー”ルールは見直すべき! レッドブル代表「もっと賢明な方法があるはず」

レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、各F1チームがFIAに働きかけ、マシンの修理後にドライバーをピットレーンスタートに追いやる”サードカー”ルールを変更すべきだと語った。

Matt Kew

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公開日時: 2023/10/17 10:15

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Sergio Perez, Red Bull Racing RB19

 レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表は、マシンに大きなダメージを受けて修理が必要になった場合、ピットレーンからのスタートを強いられる”サードカー”ルールについて変更が必要だと主張している。

 F1カタールGPのスプリントでは、セルジオ・ペレス(レッドブル)がエステバン・オコン(アルピーヌ)とニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)のクラッシュに巻き込まれる形でリタイアを喫した。

 クラッシュしたマシンは修復不可能と判断され、レッドブルは決勝に向けてスペアシャシーからマシンを組み上げなくてはならなかった。レッドブルはFIAの監視が入る前に作業を開始し、これが”サードカー”を準備したと判断された。

 さらに当然ながら、スプリントのレース終了後2時間という制限時間を超えて作業が行なうことになったため、ペレスはピットレーンからのスタートを強いられた。

 日本GPの予選でも、ウイリアムズのローガン・サージェントがクラッシュし、マシンの修復開始が早すぎたことで同様に”サードカー”だと判断され、ピットレーンからスタートしている。

 F1ではかつてTカーとも呼ばれた3台目のマシンをサーキットに持ち込み、スペアとしていた他、金曜フリー走行で3台目のマシンを走らせていたこともあったが、現在は各チームが保有できるマシンは2台までと競技規則で定められている。

「これはチームマネージャーが検討すべきことだと思う。もっと賢明なモノをね」

 そうホーナー代表は語った。

「この2戦ウイリアムズも我々も理想からはほど遠かったからね」

Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, in the team principals Press Conference

Christian Horner, Team Principal, Red Bull Racing, in the team principals Press Conference

Photo by: FIA Pool

 ホーナー代表は、レッドブルが3台目のマシンを作り上げ、なおかつ競技規則を順守できた可能性は”ゼロ”だったと付け加えた。

「ノーチャンスだった。構造にダメージが及んでいたから、間に合わせるのは不可能だった。彼ら(レッドブルのスタッフ)はすべてを好転させるために驚異的な仕事をしてくれた」

 ペレスのチームメイトであるマックス・フェルスタッペンはカタールGPのスプリントを2位で終えたことでチャンピオン獲得を決めたが、フェルスタッペンを担当するクルーたちもペレスのマシン修理を手伝うためにこの日遅くまでサーキットに残っていた。

 ペレスとサージェントのケースで異なっていたのは、サージェントはピットレーンからのスタートに加えて、10秒のタイム加算ペナルティを科せられていることだ。

 これはウイリアムズが、彼のマシンに装着するパーツの仕様を変更したからだ。そのため、スチュワードはサバイバルセルの交換と2時間ルールに違反した件とは別にペナルティを科している。

 ゆえに、仮にウイリアムズがサージェントのマシンを修復し、サードカーだと判断されなかったとしても、ピットレーンからのスタートは避けられなかったはずだ。

 一方でペレスに関しては、サードカーだと判断されなかった場合、当初のグリッド位置である8番手からスタートできていた可能性もあるだろう。

 サードカーの禁止に関しては、コストの問題が大きな要因のひとつだった。しかし今のF1には予算制限があり以前とは大きく状況が変わっているため、ルールを見直すべき時期になっているのかもしれない。

 

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