メルセデス、1992年ウイリアムズ以来の快挙達成も、”独走”はできない?

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メルセデス、1992年ウイリアムズ以来の快挙達成も、”独走”はできない?
執筆:
2019/04/17 6:59

メルセデスが1992年のウイリアムズ以来となる開幕3戦連続ワンツーフィニッシュを達成。しかしロス・ブラウンは、今シーズンがメルセデスによって支配されることはないと考えている。

 F1第3戦中国GPでは、スタートから完璧なレースを展開したルイス・ハミルトンが優勝。バルテリ・ボッタスが2位に入り、メルセデスがワンツーフィニッシュを決めた。メルセデスのワンツーはこれで開幕から3戦連続となり、1992年にウイリアムズのナイジェル・マンセルとリカルド・パトレーゼが成し遂げて以来の快挙となった。

 しかし、F1のマネージングディレクターを務めるロス・ブラウンは、メルセデスの開幕ダッシュは当時のウイリアムズのそれとは状況が異なっており、今後の争いはより接近したものになると考えている。

 ウイリアムズが支配的なシーズンを過ごした1992年を振り返って、ブラウンは次のように語った。

「アクティブサスペンションを始めとする優れた技術パッケージによって、ウイリアムズのマンセルはさらに2レースを制し、開幕5連勝を達成した。その連勝は、モナコでアイルトン・セナが奇跡的なパフォーマンスを見せたことによって止められた」

「結果的にはメルセデスが圧倒しているが、私は2019年が92年と同じような展開になるとは思っていない」

「メルセデスの3戦連続ワンツーからは、トップクラスの技術パッケージの下、チームが完璧に機能していたということが言えるだろう。しかし、92年のウイリアムズよりも強力な抵抗にあっているというのもまた事実だ」

 ブラウンは、バーレーンGPでシャルル・ルクレール(フェラーリ)がエンジントラブル発生までトップを快走していた事例を挙げ、今シーズンの鍵となるのはフェラーリが完璧な週末を過ごすことができるかどうかだと考えている。

「最初の3レースで明らかになったのは、フェラーリがメルセデスに挑戦するためには、パフォーマンス、信頼性、そしてチームワークの全てにおいて完璧である必要があるということだ」

「それがチーム代表の(マッティア)ビノットとその部下がしなければならないことだ。ただ彼はそれに気付いているだろうし、成功のために全力を注ぐと確信している」

 さらにブラウンは、序盤3レースで見えてきたポジティブな点のひとつとして、ファステストラップポイントの導入によってレース終盤の見所が増えたことを挙げた。

「トップ10フィニッシュを受けたドライバーを対象にしているこのルールだが、特に順位の変動に期待ができないドライバーにとっては、レース終盤に追加のポイントを獲得したいという欲望に駆られる」

「中国ではそのような流れでこのルールが機能した。トップ6の順位が大体決まりかけていた中で、レッドブルは7位と大きな差があったピエール・ガスリーに、順位に影響のないピットストップをさせた。そしてソフトタイヤに交換した彼はファステストラップを記録した」

「私はガスリーがピットストップをする前に、他のドライバーがチームとの交信で、レース終盤のオプションについて話し合っているのを聞いた。これはファンを満足させるために考案されたルールであり、それが本当にうまくいっていると感じたんだ!」

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この記事について

シリーズ F1
チーム メルセデス 発売中 , ウイリアムズ
執筆者 Jonathan Noble
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