F1

WMSC、F1ポーパシング対策のフロア規則変更を承認。ロールフープも変更し、安全性のさらなる向上へ

FIAの世界モータースポーツ評議会は、ポーパシングの発生を防ぐために、F1マシンのフロアに関するレギュレーションを変更することを承認。また、マシンの安全性を高めるため、ロールフープの規則についても変更されることになった。

Lewis Duncan

Lewis Duncan

編集: 2022/08/17 12:45

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lewis Hamilton, Mercedes W13, Max Verstappen, Red Bull Racing RB18

 2022年のF1マシンは、テクニカルレギュレーションの変更によりグラウンド・エフェクトカーとなったため、マシンのフロア下で発生するダウンフォース量の増減に伴いマシン全体が激しく上下動するポーパシングに見舞われてきた。

 多くのチームがこの影響を受けたが、特にメルセデスは大いに苦しめられ、安全性の面でも変更を求める声が上がった。しかしその一方で、あまりポーパシングに悩まされていないチームからは、安全性の問題はないとして、レギュレーションを変更することには反対する意見も噴出した。

 この件については長く議論が行なわれてきたが、8月16日に開催されたFIAの世界モータースポーツ評議会(WMSC)で、変更が承認されることになった。

 今月末に開催される後半戦初戦となるベルギーGPからは、FIAはマシンの上下動を監視し、フロアの強化とスキッドプレートの剛性に関する変更が加えられる予定になっている。

 また2023年からは、フロアの端の高さが15mm引き上げられ、さらにディフューザーが立ち上がる部分の高さも引き上げられる。さらにエッジ部分の強度も高められる。

 FIAはまた、ポーパシングを監視するためセンサーを追加して実装することになるが、「チームのメカニカル・コンポーネントのデザインに対する影響を回避」する方法で実装することになると主張している。

The accident involving Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42 at the start of the race

The accident involving Zhou Guanyu, Alfa Romeo C42 at the start of the race

Photo by: Mark Sutton / Motorsport Images

 また、2023年からはロールフープにも変更が加えられることになった。これは、イギリスGPで起きた周冠宇(アルファロメオ)の事故に起因するものだ。

Read Also:

 イギリスGPのスタート直後、周はメルセデスのジョージ・ラッセルらと接触し、マシンが上下逆さまにひっくり返る状況となってしまった。そして周のマシンはそのままコースを滑走し、グラベルを跳ねるように進み、タイヤバリヤを飛び越えてデブリキャッチフェンスに激突してしまった。

 この事故に関する調査が進められてきたが、この結果として2023年からロールフープを変更することが承認されたわけだ。

 新しいロールフープは、その上部の変更が必要になる。これは、周のようにマシンが上下逆さまになった場合にも、マシンがグラベルに食い込んでしまう可能性を減らすことを目的にしている。

 これに伴い、ホモロゲーションテストが適用される最小高も変更される予定。さらに、負荷に対してロールフープをより適切に検査するため、新しい承認テストも導入される予定だ。

 また2024年からはロールフープの認証検査が見直され、パーツの安全性をさらに向上させることが期待されている。

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 F1の2026年以降新PUレギュレーションが承認。ポルシェ&アウディ、新規参戦への道開けた?

次の記事 角田裕毅、F1参戦2年目の前半戦は『10点中7点』と自己評価「僕とピエールのポイント差は小さい」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Lewis Duncan



ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし

MotoGP

MotoGP

ドイツGP

2024/07/06

ジョアン・ミル「パフォーマンス面で今年一番難しい日だった」ドイツGP初日全く良いトコなし



転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」

MotoGP

MotoGP

ドイツGP

2024/07/06

転倒続出ドイツGP、要因は特異なレイアウトとタイヤ・気温。「すぐフロントタイヤの温度が下がってしまう」



クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」

MotoGP

MotoGP

ドイツGP

2024/07/06

クアルタラロ、来季プラマック・ヤマハのライダーにディ・ジャンアントニオをプッシュ「彼のようなライダーが必要」

最新ニュース



FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

機能

General

ライブテキスト

評価

機能

General 13 時間前

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に



F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 15 時間前

F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る



予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 16 時間前

オランダGP

予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う



海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 21 時間前

ベルギーGP

海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録