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2022年F1プレシーズンテスト、いよいよ開幕! その見どころをおさらい

いよいよ2月23日から始まるF1のプレシーズンテスト。舞台はスペインのカタルニア・サーキットである。テレビ中継は実施されないが、motorsport.comでは例年通りライブテキスト(英語のみ)をお届けする。

Lando Norris, McLaren MCL35

写真:: Mark Sutton / Motorsport Images

 2022年シーズンの開幕を前に、各F1チームのニューマシンが続々と発表されている。そしていよいよ2月23日(水)から、スペインのカタルニア・サーキットでプレシーズンテストが開幕。3日間の日程で、各チームのマシンが一斉に走行する。

 当初2021年に導入される予定だった新レギュレーションは、新型コロナウイルスのパンデミックに伴い1年延期。今シーズンがF1新時代の幕開けとなる。その新レギュレーション下で生み出されたマシンがどんな挙動を示すのか? カタルニア・サーキットでのテストは、世界がそれを目撃する初めての機会ということになる。

 その後、3月10日から12日にかけては、バーレーン・インターナショナル・サーキットで2回目のプレシーズンテストが行なわれ、3月20日からは同地で開幕戦バーレーンGPが予定されている。

 テストの間、各チームはセットアップ、パーツ、プログラムを自由に行なうことができ、タイヤの供給数は全チーム同じである。そしてFIAによる車検は、通常のグランプリのように厳密には行なわれないが、安全要件には従う必要がある。逆を返せば、安全要件さえ満たせば、合法ではないマシンを走らせることも可能。そのため、スポンサーへのアピールなどのために、最低重量を下回った軽量化させたマシンを走らせ、パフォーマンスを”見せつける”という事例も過去にはあった。

 またドライバーも自由に交代することが可能。レギュラードライバーのほか、リザーブドライバーやテストドライバーがステアリングを握ることもできる。ただ、各チームが走らせることができるマシンは1台のみとなっているため、新車に慣れるという意味でも、レギュラードライバーふたりに走行を重点的に担当させるのが常である。今シーズンのようにレギュレーションが大変更された年ならなおさらだ。

 ただ1回目のプレシーズンテストは”シェイクダウン”としての位置付けであり、観客などを入れない”クローズド”の状態で行なわれる予定。F1側は中継を行なわず、毎日サーキットから、短い動画を公開する予定であるとしている。とはいえmotorsport.comでは、例年通りライブテキスト(英語のみ)をお届けする予定だ。

 そのテストで計測されるラップタイムは、どれほど信用していいものなのだろうか? ある程度の傾向は掴めるかもしれないが、”参考程度”と考えておいた方がいいだろう。

 F1チームは、開幕戦にアドバンテージを残しておくために、テストでは完全なパフォーマンスを隠すのが常である。しかも燃料搭載量も、エンジンモードも、履いているタイヤのコンパウンドも異なるだろうし、そのタイヤがどれほどの走行距離を走った段階なのかも不明である。

 一方で、前述の通りスポンサー営業をかけている途中のチームは、自らの存在感を高めるために、パフォーマンスランを行なうこともある。その時は、安全を損なわない範囲で、規定重量以下まで軽くするということまでする。例えばチーム創設初期のレッドブルは、同社総帥のディートリッヒ・マテシッツが視察に訪れた際、当時ドライバーを担当していたデビッド・クルサードが脅威的なアタックを披露し、一躍トップタイムを記録したこともあった。

 またテストで走るマシンの空力パッケージは、最終仕様とは言えないだろう。テストでは1日ごと、そして開幕戦に向けても、様々なアップデートがもたらされるはずだ。

 さらにパワーユニットも最終仕様ではない。この2022年シーズン以降、パワーユニットの開発は凍結されることになる。その仕様が決まるのは開幕戦。つまりそれまでは、アップデートは比較的自由であり、テスト中に仕様を変更することも可能だ。

 そしてこのテストでもっとも気をつけなければいけないのは、クラッシュしないということだ。前述の通り、各チームが走らせることができるマシンは1台のみ。クラッシュし、走行時間が失われてしまえば、それだけプログラムをこなせなくなってしまうということを意味する。

 
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