F1シュタイアーマルクGP、荒天で予選中止の可能性……FP2のタイムが重要に?
F1は、シュタイアーマルクGPの予選日に天候が悪化したケースに対する準備を進めており、FP2のタイムによって決勝グリッドが決まる可能性もあるようだ。
写真:: Steven Tee / Motorsport Images
F1第2戦シュタイアーマルクGPは、開幕戦と同じくレッドブルリンクで開催されているが、現時点では土曜日に天候が悪化し、大雨が降る予報が出ている。
これにより、FP3や予選が実施できない可能性がある。木曜日の夜に実施されたチームマネージャーミーティングでこの件が議論され、金曜日の朝にF1レースディレクターであるマイケル・マシが正式に文書を発行。起きうるシナリオについて説明が行なわれた。
それによると可能であれば予選を実施するが、それができない場合、日曜朝に予選を実施するのがまず最初の選択肢になるという。台風が直撃した昨年の日本GPで、日曜朝に予選が行なわれた実例もある。
ただし、日曜日朝になってもコンディションが改善されていない場合、予選は実施されず、金曜日のフリー走行2回目のベストタイムによってグリッドが決定されるようだ。
通常、FP2では予選に向けてアタックが行なわれるが、今回は万が一に備えて、各チームがより力を入れて予選シミュレーションを実施することになりそうだ。
マクラーレンのチーム代表であるアンドレアス・ザイドルは、土曜日に予選が実施できない非常に現実的なリスクがあるため、金曜日の走行プランを整理する必要があると認めた。
「我々はすでにレースディレクターから情報を集めており、雷雨や大雨により土曜日にセッションが行なわれないリスクがあるという事前警告を受けている」
「状況はまだ分からない。しかし、天候が悪ければ日曜日の朝に予選が行なわれる。最悪の場合、つまり日曜日の朝に依然として天候が悪かった場合は、FP2が予選結果としてカウントされる」
「それは今日一日を通して監視し、どう処理するべきか理解する必要がある」
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