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ルノー、PU開発の遅れ認める「ライバルの開発能力を過小評価していた」

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ルノー、PU開発の遅れ認める「ライバルの開発能力を過小評価していた」
執筆:
2018/08/13 22:56

ルノーのシリル・アビテブールは、現行の”パワーユニット”レギュレーション下での開発の可能性を過小評価していたため、ライバルに対して遅れを取っていると認める。

 F1に現行のV6ターボエンジン+運動&熱エネルギー回生のパワーユニットが投入されてから、今季で5シーズン目となる。この規格が導入された当初、圧倒的な優位性を誇ったのはメルセデスだった。しかし昨年以降フェラーリが開発を推し進め、現段階ではすでにメルセデスのパフォーマンスを上回ったのではないかと言われている。

 ルノーはメルセデスとフェラーリに大きく遅れを取っている状態だ。そのため、ルノーのマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、開発をより積極的に行う必要があると明かした。

「我々は現行のエンジンレギュレーションの下での、開発の可能性を過小評価していた」

 そうアビテブールは語る。

「このエンジンレギュレーション下で、すでに4年を過ごした。当初4年後には、開発の進捗スピードが緩やかになると考えていた」

「我々は最初に、メルセデスのパフォーマンスを見せつけられた。そして、フェラーリの最近の進歩に驚かされている。つまり、それが可能だったということを示しているんだ」

「どうやったのかは分からない。しかしそういうことは可能だったのだ。それは、我々がこの段階でやらなければならないと考えていたことではない」

「我々は多くのリスクを抱え、もっと大きなステップを踏み出す必要がある。しかしそのリスクは和らげなければいけない。なぜなら、信頼性の低い製品を用意するような余裕はないからだ」

 ルノーは再びタイトル争いに返り咲くための計画の一部として、レッドブルからダニエル・リカルドを引き抜くことに成功した。

 ルノーのカスタマーチームであるレッドブルは今季、タイトル争に加わることを期待してシーズンインした。前半12戦のうち3レースで勝利したレッドブルだが、フェラーリとメルセデスがアップデートを成功させたことにより、相対的なポジションは後退してしまったように見える。

 ルノーはコンストラクターズランキング4位につけているものの、アビテブールはトップ3チームに挑むことができないという事実が、本当に重要だと語る。彼曰く、ルノーはシャシーとエンジンの両面でトップ3チームに遅れを取っていたが、今もその遅れは埋まっていないというのだ。

「エンジンは改善され、シャシーも同じように改善している。しかし残念ながら、これらふたつの要素における差が縮まっているとは思っていない」

 そうアビテブールは語った。

「我々には、パワー、ドライバビリティ、ダウンフォース、グリップ……そしてその他のことを改善できるだけのキャパシティがある。しかしそれは、トップチームと同じスピードなんだ。それほど悪くはないがね」

 アビテブール曰く、より多くのリスクを冒せば、エンジン側での進歩を遂げるのを手助けできるという。一方シャシー側では、フェラーリやメルセデスに対し、リソースの面で30%の遅れを取っていると考えている。

 それが意味するのは、さらに投資を拡大していかなければならないということだ。しかしながらF1は、2021年以降のレギュレーションで、予算制限を行うことを検討している。そのためアビテブールは、現状で投資を拡大することについては、慎重な姿勢を取っている。

「拡大した後、もう一度縮小させるのは難しいだろう」

 そうアビテブールは語った。

「予算制限策が導入されると、組織の効率化について影響が及ぶことになる」

「効率化は、シャシー面の開発を加速するために行わねばならないことのキーワードだ」

「ただエンジン側では少し事情が異なる。エンジンについては、ただその開発スピードを加速させなければいけないというだけだ」

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この記事について

シリーズ F1
チーム ルノーF1チーム
執筆者 Scott Mitchell