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土曜日に雨予報のF1ロシアGP。サポートレースのF3レース1を金曜日に前倒しで実施

F1第15戦ロシアGPは、土曜日に終日激しい雨に襲われる予報となっており、FIAは天候を考慮してFIA F3のレース1を金曜日の夕方に開催を前倒しした。

Aston Martin safety & medical car

写真:: LAT Images

 ソチ・オートドロームで開催されているF1第15戦ロシアGP。この週末は、サポートレースとしてF2およびF3のレースも行なわれるが、土曜日は終日激しい雨に見舞われる予報となっている。

 そのためFIAは、晴れている金曜日にできる限りセッションを消化することにしたようだ。当初、現地時間土曜日の8時35分(日本時間14時35分)にスタートする予定だったF3のレース1を、現地時間金曜日17時25分(日本時間23時25分)のスタートに変更したのだ。

 これによりF2の予選開始が5分早まっているが、それ以外は今のところ両シリーズの日程に変更はない。

 F3が発表した声明では『天気予報が不透明なため、1日予定を前倒しすることを決定した』とされている。

 現在、日曜日も雨の確率が高い予報となっていることもあり、多くのF1ドライバーたちが雨でロシアGPが中断されるリスクについて議論している。実際、22日(水)の時点ではF2やF3のパドックが”水没”状態になるほど多くの雨が降っている。

 

 F1は第12戦ベルギーGPの決勝レースが雨により長時間中断し、結局レーシングスピードで走ることなく成立したばかりだ。

 フェラーリのシャルル・ルクレールは、パワーユニットを交換してグリッド降格ペナルティを受けることになっているが、「もしそう(雨に)なったら、予測不可能なレースになるかもしれない」と語っている。

「うまくいけば僕たちに有利に働くだろう。ドライなら、ペースさえあればオーバーテイクできるコースだと思う」

 レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ウエットコンディションのベルギーGP予選で速さを見せたジョージ・ラッセル(ウイリアムズ)のパフォーマンスを例に挙げ、雨がいくつかのサプライズをもたらす可能性があると話した。

 アルピーヌのフェルナンド・アロンソは、過去にソチのウエットコンディションで走った経験から、路面に残る水量の多さや視界の悪さを懸念している。

「ここは非常にフラットなコースで、高低差がないため、水がかなり(路面に)溜まるんだ」

「ターン1は非常に難しかった。普段は(アクセル全開で)コーナーとも言えないけど、ウエットでは本物のコーナーになる」

「日曜日(のレースで)は視界が悪くなるので、スパのようなことにならないように、雨が降らないことを祈っている」

 
 

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