悪天候にマシントラブル発生。サインツJr.、F1オランダGP初日は満足に走行できず「スプリント週末みたいになった」
フェラーリのシャルル・ルクレールは、F1オランダGPの初日に悪天候とマシントラブルに見舞われ、走行距離を稼ぐことができなかった。フェラーリSF-24が苦手とするザントフールトでは、泣きっ面に蜂という状況だ。
Carlos Sainz, Ferrari
写真:: Erik Junius
オランダGPが開幕し2024年シーズンのF1後半戦がスタートした。サマーブレイク直前は失速気味だったフェラーリは心機一転巻き返しを狙いたいところだったが、初日からカルロス・サインツJr.がトラブルに見舞われた。
このサマーブレイク中に来季ウイリアムズへの移籍が発表されたサインツJr.。フリー走行1回目は雨と強風によって走行機会が限られた上、ドライ路面で行なわれたフリー走行2回目ではギヤボックスに問題が発生しわずか7周でセッションを終えた。
サインツJr.はトラブルにより、FP2はクラッシュしたニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)の上19番手。それ以上に痛いのは、予選想定プログラムやレースに向けたロングランプログラムを通じて走行データを集めることができなかったことだ。
ただギヤボックストラブルによるペナルティを回避できたというのは、サインツJr.にとって不幸中の幸いだった。
「基本的に、今日は走らなかったようなものだ。天気のせいでFP1は3周しか走れなかったけど、それはみんなに影響することだ。FP2ではギヤボックスのトラブルでセッションを完全にすっ飛ばすことになった。ちゃんと走ったのは2〜3周だよ」とサインツJr.は初日を振り返った。
Carlos Sainz, Ferrari SF-24
Foto di: Sam Bloxham / Motorsport Images
「僕にとってはスプリント週末のようなモノになる。挽回するためのセッションは1回しかないからね」
「明日の朝のフリー走行3回目では、自分のペースを見つけるために力強いスタートが必要だ。上手くいくといいな」
サインツJr.のチームメイトであるシャルル・ルクレールは、首位のジョージ・ラッセル(メルセデス)から0.741秒遅れの9番手と差を付けられており、オランダGP初日は純粋なペースという面でもフェラーリを悩ませた。
サインツJr.は舞台となるザントフールトは、フェラーリの今季マシンSF-24が苦手するタイプのサーキットだと説明した。
「理想的な状況ではなかったし、2台のマシンが走る必要があった。非常に長くて高速のコーナーがあるから、ここはおそらく僕ら的に最も厄介なコースのひとつだと分かっていたからね」とサインツJr.は言う。
「2台のマシンでトライする方が良かったけど、明日の朝は失った時間を取り戻すためにベストを尽くすよ」
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