コロナウイルスの脅威はベトナムGPにも影響か。準備は順調も「状況は流動的」

F1のチェイス・キャリー会長は、ベトナムGPの準備が計画通り進んでいるものの、コロナウイルスの感染拡大に関して状況は流動的だと認めた。

コロナウイルスの脅威はベトナムGPにも影響か。準備は順調も「状況は流動的」

 F1のチェイス・キャリー会長は、2020年の第3戦として4月3〜5日に初開催されるベトナムGPについて、準備は順調に進んでいると主張した。しかし、中国を中心に世界中に広がっているコロナウイルスの感染拡大について、状況は流動的だと語った。

 F1が2月12日に第4戦中国GPの開催延期を発表して以来、中国と国境が接しているベトナムでのレースへの、ウイルスの影響が懸念されてきた。

 新型コロナウイルスはアジアだけでなく、ヨーロッパでも感染が拡大しており、特にイタリアで多くの感染者が出ている。これを受けてフェラーリはマラネロにあるファクトリーへのアクセスを制限している。

 イタリアに本拠地を持つフェラーリやアルファタウリ、およびF1にタイヤを供給しているピレリのスタッフの移動や輸送にも影響が出る可能性がある。

 また、F1第2戦の舞台となっているバーレーンは2月25日(火)、ドバイの空港からのフライトを一時的に全て受け入れないことを決めた。多くのF1チームは、ドバイ経由でオーストラリアからバーレーンへと移動する予定であり、バーレーンのフライト制限が長引けば混乱は避けられないだろう。

 2月26日、ベトナム・グランプリ・コーポレーションは声明を発表。レースに向けて予定通り作業を進めていると述べた。

「レースの準備は設定されたスケジュールに従って行なわれる。ハノイでのF1レースは計画通りだ。もちろん、状況をしっかりと監視しており、変更があれば我々のカスタマーとメディアに通知する」

 キャリーはプロモーターをバックアップしており、3月にもベトナムを訪れる予定だと話した。

「我々はレースを進めるつもりだ。ベトナムとのパートナーとも話した。オーストラリアからロンドンに戻る途中、3月16日にハノイに立ち寄る予定だ。全てのシステムが”ゴー”の状態だ」

 キャリーによると、F1側は世界中のレースプロモーターや健康問題の専門家と連絡を取っているという。

「言うまでもなく、イタリアは数日前まであまり取り沙汰されていなかったが、今はあんな状況だ」

 そうキャリーは付け加えた。

「我々がやっているのは今後の全てのイベント、特に直近のイベントに積極的に関与し、その国内部の視点を手にすることだ」

「問題の一部がロジスティクスだ。バーレーンは、多くの年から来る人々に制限を追加した。事前にできることは、レースに出入りする際のロジスティクスの選択肢を検討し、柔軟に対応することだ」

「中国以外では、シーズン序盤のレースに特に焦点を当てている。我々はメルボルン、バーレーン、ハノイと移動するが、明確なことを言うためには今後どうなるかを見ていかなくてはいけない」

 ウイリアムズの副チーム代表であるクレア・ウイリアムズは、移動の手配が困難になっていることを認めた。

「(コロナウイルスの流行は)現時点で、おそらく全ての企業が対処している重大な問題だと思います」

「そして、世界中を移動するグローバル・スポーツの一員として、私たちは日々状況を見守っています。関連当局から出されている全ての勧告をチェックしていますが、それも日々変化しています」

「しかしメルボルンへの移動やベトナムで起きていること、バーレーンへの移動など確かに直面している問題があります。誰にとっても挑戦だと思います」

 

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