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ガスリー優勝の劇的レースを受け……リバースグリッド導入に向けた動きが加速する?

アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが優勝した劇的なイタリアGPを受けて、F1はリバースグリッドによるスプリントレースについて再検討するようだ。

Charles Leclerc, Ferrari SF1000, Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo Racing C39, Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C39, and Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35

Charles Leclerc, Ferrari SF1000, Antonio Giovinazzi, Alfa Romeo Racing C39, Kimi Raikkonen, Alfa Romeo Racing C39, and Carlos Sainz Jr., McLaren MCL35

Mark Sutton / Motorsport Images

 F1第8戦イタリアGPは、F1の歴史上稀に見る番狂わせとなった。ピットウインドウ前後でセーフティカーが出動して順位がシャッフルされたことや、レースリーダーのルイス・ハミルトンが10秒のストップ&ゴーペナルティを受けたことにより、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーが先頭に浮上。そのままトップチェッカーを受けたのだ。

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 近年のF1において、中団以下のチームが優勝することは非常に珍しいケースだと言える。さらに2位にはカルロス・サインツJr.(マクラーレン)、3位にはランス・ストロールと、いわゆる非ワークスの中団チームが表彰台を占めることになったが、メルセデス、レッドブル、フェラーリのいずれも表彰台にいないレースは、2012年ハンガリーGP以来8年ぶりのことだ。

 このような予測不能でエキサイティングなレースが繰り広げられたことによって、一時は廃案となっていたリバースグリッドによるスプリントレースの是非についての議論が再燃することとなった。

 この案は当初、2020年シーズンの一部のグランプリにおいて、予選の代わりとして実施することが検討されていた。しかしながら、メルセデスの反対によって全体一致の承認を得られず、実現することはなかった。

 F1のモータースポーツ部門のマネージングディレクターであるロス・ブラウンはレース後のコラムの中で、2020年のイタリアGPは当初、予選の代わりにリバースグリッドでのスプリントレースを実施する計画があったと語った。また今回のレースは、順位がシャッフルされることでいかに興奮をもたらすかを証明したとして、将来に向けて計画を見直す絶好の機会だと述べた。

「我々が今年、リバースグリッドによるスプリントレースのフォーマットをテストしようとしていた時、モンツァがその候補になっていた」とブラウンは言う。

「残念ながら、我々はその計画を進めることができなかった。しかしこのコンセプトは、我々とFIAが来年に向けて引き続き話し合いたいと思っているものだ」

「昨日のレースは、ごちゃ混ぜになった序列が興奮をもたらすことを示したと思っている。来年のマシンが今年と同じであることから、(リバースグリッドのレースが導入されれば)ファンは今週末モンツァで見たような劇的なドラマを味わえるかもしれない」

「もちろん、リバースグリッドのスプリントレースとなると、各チームのセットアップも変わってくるだろう。今のところ、メルセデスはファステストラップを刻むようなマシンにセットアップし、それを基にしてレースを先頭でコントロールしている」

「彼らがオーバーテイクをしなければならないと分かっていれば、アプローチも変わってくるだろう」

「我々はショー的要素の改善を目指しつつも、F1のDNAを維持していくことを念頭に置き、今後も新しいフォーマットの検討を続けていく」

 2021年シーズンのレースフォーマットに関しては、F1、FIA、そして各チームの間で今後数週間の内に話し合いが行なわれる予定で、その際にリバースグリッドのスプリントレースについて再検討されることになるだろう。

 ただ、全会一致の賛成が必要とされていた今季に向けての協議とは状況が異なる。2021年から施行される新たなコンコルド協定の下では運営構造が変わっており、諸変更には“スーパーマジョリティ=大多数の賛成”を必要することとなっている。

 議決にあたっては、FIAとF1がそれぞれ10票ずつ、そしてF1に参戦中の10チームがそれぞれ1票ずつを保有しているが、ここでいう“スーパーマジョリティ”は28票となっている。つまり、ふたつのチームが反対をした場合でも、2021年に向けてレースフォーマットの変更が承認される可能性があるのだ。

 

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