F1フランスGP、トラックリミット”厳格適用”の方針は変わらず。コース復帰の方法にも指示多数
ポール・リカール・サーキットでは、トラックリミットが大きな問題となる可能性があるにもかかわらず、F1の取り締まりのポリシーはフランスGPでも変更されないことになった。
写真:: Alastair Staley / Motorsport Images
前戦オーストリアGPの決勝では、43回ものトラックリミット違反があったことから、ドライバーたちは今後同じようなドラマを繰り返さないために特定のコーナーではトラックリミットの取り締まりをより寛容にするべきだと指摘した。
レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、ランオフエリアが舗装されているフランスGPではトラックリミットがオーストリアGPよりも大きな論争になることを懸念し、再考の必要性を示唆した。
しかしFIAは、今後もすべてのコーナーの白線によってトラックリミットを定義する方針を堅持している。また、予選と決勝で高速コーナーであるシーニュ(ターン10)でトラックリミットを違反した場合は、ラップタイムを抹消するとドライバーに警告している。
※イベントノートのV2では、予選と決勝のターン10でトラックリミット違反を犯した場合のラップタイム抹消に関する記述は削除された。
さらに、いくつかのコーナーでランオフエリアに出た場合、どのように行動しなければならないかについてドライバーに厳しい指示を出している。
FIAは、ドライバーが好き勝手にコースに復帰するのではなく、手順に沿って特定のボラードを回ってからコースに復帰するよう指示している。
FIAがチームに送付したイベントノートには、3つの重要なエリアが記されている。これらの指示に従わないドライバーは、スチュワードからペナルティを受けることになるだろう。
ターン1とターン2
Track limits at Paul Ricard
Photo by: FIA
ターン2をコース上で通過できなかったドライバーは、コーナーのエイペックスにある1つ目の蛍光イエローのボラードの右側を完全に通過し、ランオフエリアにあるふたつのブロックの1つ目の右側を通過、2つ目の左側を通過してコースに再合流する必要がある。
Track limits at Paul Ricard
Photo by: FIA
ターン3~5
Track limits at Paul Ricard
Photo by: FIA
ターン4をコース上で通過できなかったドライバーで、コーナーのエイペックスにある蛍光イエローのボラードの左側を通過した者は、蛍光イエローのボラードの左側を完全に維持し、ターン5の前にあるランオフエリアのブロックの左側を走ってコースに復帰しなければならない。
Track limits at Paul Ricard
Photo by: FIA
ターン8とターン9
Track limits at Paul Ricard
Photo by: FIA
ターン8を直進するドライバーは、エスケープロードにある4つのブロックの列の間(1つ目のブロックの左、2つ目のブロックの右、3つ目のブロックの左、4つ目のブロックの右)を通ってコースに再合流しなければならない。
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