速報ニュース
F1
ハンガリー優勝のマクラーレン、逆転タイトルもまだ“ワンチャン”ある……? ステラ代表「一度勢いを掴むことができればそれを維持できる」
マクラーレンのアンドレア・ステラ代表は、現状メルセデスに大きなポイント差をつけられているが、2026年のタイトル争いをまだ諦めていない。

Giacomo Rauli
公開日時: 2026/08/18 2:35
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Lando Norris, McLaren
写真:: Attila Kisbenedek / AFP via Getty Images
2026年シーズンのF1はここまで11戦が行なわれ、メルセデスが選手権をリードしている。しかし夏休み前最後のレースとなったハンガリーGPでマクラーレンが見せたパフォーマンスは、ライバルたちに少なからぬ疑念を抱かせる結果となった。
マクラーレンは2025年シーズンにダブルタイトルを獲得してディフェンディングチャンピオンとして今シーズンを迎えたが、メルセデスが躍進。マクラーレンはフェラーリに次ぐ3番手……時にはレッドブルからも遅れて4番手に甘んじることさえあった。誰もがマクラーレンの優位を予想していたサーキットでさえ、パパイヤカラーのマシンは精彩を欠いた。
やや影が薄い存在になってしまっていたマクラーレンだったが、長い暗闇の後に閃光が走った。ハンガリーGPでは、ランド・ノリスがマクラーレンに今季初勝利をもたらした。トラブルでリタイアに終わったオスカー・ピアストリも一時は2番手を走っており、ワンツーフィニッシュも十分あり得るパフォーマンスだった。
もちろん、これでマクラーレンが完全復活したと結論づけることはできない。彼らは夏休み明けのオランダGPで速さを証明する必要がある。ハンガリーで投入されたアップデートによって、パフォーマンス面で大きく前進したように見えるが、ライバルたちも当然、手をこまねいているわけではないからだ。
しかしながら、マクラーレンのアンドレア・ステラ代表はとある指摘をしている。それは、ここ数年の自分たちが一度勢いを掴むとそれを維持してきたということだ。2023年も2024年も、彼らはシーズン途中に調子を上げた実績がある。
2025年はシーズンを通して高いパフォーマンスを見せた一方で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンに歴史的な追い上げを許してしまい、危うくドライバーズタイトルを奪われるところだった。しかしこれも、マクラーレンにとっては「前半で大きな点差がついていても逆転は可能だ」という心強い前例となっている。
ステラはこう語る。
「ブダペストで見せたような走りを続けることができれば、まだまだ多くのものを成し遂げられると思う」
「そのためには、引き続きMCL40の開発を進めていき、アップデート競争の中でライバルに対して常に上回れる状態にしないといけない。彼らもただ黙って見ているわけではないからだ」
「レースの結果は、我々がサーキットに持ち込むソリューションがどれだけ効果的かに依存している。シーズン前半はこの点で予想以上に苦戦した。しかし、ここ数年は一度勢いを掴むことができればそれを維持することができているので、今年もそれができると信じている」
「まだ12レースが残っていて、546ポイントが獲得可能だ。もちろん、両チャンピオンシップでの点差は大きいが、我々は昨年の教訓をよく覚えている。私が常々チームに言っているのは、マクラーレン・テクノロジー・センターにトロフィーを飾るためのショーケースを用意したのであれば、そこを埋めていくためにできる限りのことをする義務が我々にはあるということだ」
一方で各チームは、夏から秋にかけての開発が現在のチャンピオンシップを争う上で重要なだけでなく、翌年のマシンを準備するうえでも重要であることをよく理解している。
昨年の場合は、今では旧規則にあたる2025年マシンの開発を進めながら、2026年から導入される新規則下のニューマシンの開発を行なう必要があった。しかし今年は翌2027年に向けた規則変更が比較的限定的であることを考えれば、それほど難しい挑戦にはならないだろう。
「この世代のマシンは、シャシーについてもパワーユニットについても、まだ開発の初期段階にあることを念頭に置く必要がある。したがって、2026年に学び続けることのほぼすべてが、来年にも役立つことになる」
ステラはそう語る。
「もちろん、予算上限、風洞でのテスト時間、コンピュータシミュレーションにおけるリソース配分、さらには設計と生産の間でどのようにリソースを配分するかについて、適切なバランスを見つける必要がある。しかし、そうした点については、我々は良い位置にいると思っている」
【PR】2026年のF1™を見るならFOD。至極の体験『F1® TV』連携プランも!
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 【独自】角田裕毅、インディカーのメイヤー・シャンクと交渉中。チーム側は「あらゆるカテゴリーのドライバーと話をしている」とコメント
次の記事 2年長くいすぎた……シュタイナー代表、もっと早くハースを辞めるべきだったと独白「オーナーのビジョンとは異なっていたからね」

More from
Giacomo Rauli

ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」
F1
F1
シンガポールGP
1 日前
ルクレール、スタート直後の攻防でリスク冒さず「そうしなかったら壁に突っ込んでいただろう」

ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」
F1
F1
バーレーンGP
10 日前
ルクレール、初日トップ発進も鍵はやっぱり路面?「今後のコンディション変化を予測することが重要」

フェラーリ、アゼルバイジャン初日苦しむ「マシンバランスとタイヤに苦戦。やるべきことは多い」とバスール代表
F1
F1
アゼルバイジャンGP
17 日前
フェラーリ、アゼルバイジャン初日苦しむ「マシンバランスとタイヤに苦戦。やるべきことは多い」とバスール代表

More from
ランド ノリス

マクラーレン代表、シンガポールGPスプリントでの同士討ちに憤慨「チームの利益以上に重要なことはない。奴らに改めてそれを伝える!」
F1
F1
シンガポールGP
2 日前
マクラーレン代表、シンガポールGPスプリントでの同士討ちに憤慨「チームの利益以上に重要なことはない。奴らに改めてそれを伝える!」

マクラーレン、シンガポールGPのスプリントで”最悪”同士討ち。撃墜ノリスにペナルティの可能性?「僕にはあそこに飛び込む権利があった」
F1
F1
シンガポールGP
2 日前
マクラーレン、シンガポールGPのスプリントで”最悪”同士討ち。撃墜ノリスにペナルティの可能性?「僕にはあそこに飛び込む権利があった」

ランド・ノリス、スプリント予選5番手にがっかり「良いラップタイムを記録できなかった……言い訳できないよ」
F1
F1
シンガポールGP
2 日前
ランド・ノリス、スプリント予選5番手にがっかり「良いラップタイムを記録できなかった……言い訳できないよ」

More from
マクラーレン

レッドブルがメルセデスに並んだ? ピアストリ、ライバルの進歩警戒「彼らは圧倒的な強さを誇るチームになった」
F1
F1
シンガポールGP
3 日前
レッドブルがメルセデスに並んだ? ピアストリ、ライバルの進歩警戒「彼らは圧倒的な強さを誇るチームになった」

ノリス、シンガポールでのスプリント開催に自信見せるも「最高のレースにはならないだろうね」
F1
F1
シンガポールGP
4 日前
ノリス、シンガポールでのスプリント開催に自信見せるも「最高のレースにはならないだろうね」

好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表
F1
F1
バーレーンGP
5 日前
好調だったはずのマクラーレンはなぜ4番手チームに成り下がったのか。「状況が一変した。データに異常もないのに」とステラ代表
最新ニュース

レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施
General
Misc General 3 時間前
レース界の大物、豪華ゲストがイタリア大使館に集結! 日伊モータースポーツ交流イベント開催……ミッレミリア100周年記念イベントを日本でも実施

TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記
SFライツ
SFL SFライツ 4 時間前
TOM’S参戦終了も、SFライツが窮地に陥るわけではない? FRJとの共生は十分可能|英国人ジャーナリスト”ジェイミー”の日本レース探訪記

アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」
F1
F1 F1
シンガポールGP
4 時間前
アップデートで明暗。レッドブルはメルセデスを超えたのか? ラッセル「今はレッドブルが倒すべきチーム」

ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングブルズ”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」
F1
F1 F1
シンガポールGP
7 時間前
ローソン、シンガポールで10ポイント荒稼ぎ……レーシングブルズ”100点”到達「でも、まだ安心できない。今後何が起きるか分からないからね」
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録