テスト短縮でF1チームが直面する”プレッシャー”。マシンを止める余裕はない!
F1のプレシーズンテストが計8日から6日に短縮されるが、ロマン・グロージャンはチームにとって大きな変化となると語った。

2020年のF1は、プレシーズンテストの日程が前年までの計8日間から計6日間に短縮される。ハースのロマン・グロージャンは、この変化はチームにとって大きな意味を持つと話した。
今季は史上最多22戦で争われる予定となっているF1。コスト削減とスタッフの負担軽減のための取り組みの一環として、バルセロナで行なわれるプレシーズンテストが2日間短縮されることになった。
昨年は苦しいシーズンを送ったハースは、テストで新車のデータをできる限り多く集めたいところだろう。グロージャンは今年のテストでマシンを止めている余裕はないと話した。
「これは大きな変化であり、大きな違いだ」と、グロージャンはmotorsport.comに語った。
「天気がどうなるかも分からないし、何かあればすぐに失われた1日となってしまう」
「昨年、僕たちは多くの電気系トラブルに見舞われた。単なるヒューズの問題だったんだけど、そのせいで僕たちは午前中ずっと走れなかった。今年は、そんなことをしている余裕はない」
「とにかくクルマを動かし続けなくちゃいけない。レースで何をするべきか知るために、あらゆる状況においてクルマをドライブし、少しでもプッシュする必要があるんだ」
ルノーのエグゼクティブディレクターであるマルチン・ブコウスキーは、テストの日程が短縮されることから、予期せぬトラブルが起きる可能性を最小限に抑えることが重要だったと語った。
「テストは6日間しかないので、問題を発見したくはない」と、彼は説明した。
「エンジン面でもそれは同じだ。いずれにせよ厳しい。より多くのプレッシャーがかかる。これまでと同じ量のテストを行ない、エアロに関するデータやレースデータを集めたい。タイヤに関するあらゆるテストをしたいんだ」
「今年はシーズン中のテストもないので、(プレシーズンテストで)何ができるかが重要になってくる」
テストの舞台となるカタルニア・サーキットでは、2月19日(水)からまず前半3日間の走行が行なわれる。ここでトラブルが起きたチームは、早々に頭を悩ませることになりそうだ。
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