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F1、タイヤ内圧の監視を強化。次戦フランスGPから走行後のタイヤもチェックへ

FIAは、F1チームが規定を下回るタイヤ内圧で走行していないかどうか確認するため、今週末のフランスGPから走行後のタイヤチェックを新たに実施する。

A Pirelli technician takes some data readings

写真:: Andy Hone / Motorsport Images

 F1第6戦アゼルバイジャンGPで、ランス・ストロール(アストンマーチン)とマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が相次いでタイヤトラブルに見舞われた。これを受けて、タイヤを供給するピレリは調査を実施。その結果、新たなプロトコルを導入し監視を強化することが決まったようだ。

 当初はデブリがトラブルの原因ではないかと考えていたピレリは、調査の結果タイヤの使い方がインシデントの原因になったと結論づけた。

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 各チームがピレリの推奨する最低内圧以下でタイヤを使っていたのではないかという懸念がある中、このような行為を根絶するため、ピレリとFIAは新たなプロトコル導入を決めた。

 第7戦フランスGPを前に、FIAはチームに技術指令を出し、タイヤの内圧がピレリが規定する値以上であることを確実にすることはチームの責任だと再確認した。

 しかし走行中にタイヤをチェックすることはできないため、現状では走行時の内圧を確実に監視する方法はない。各チームはタイヤの内圧を監視するため独自にセンサーなどを使用しているが、ルール違反の証拠として使用するためには、そのようなシステムやデータの信頼性は十分ではない。

 そこで、各チームが適切にタイヤの内圧を維持しているかどうかを確認するため、走行後のタイヤをチェックし、内圧が確認されることになった。対象となるタイヤセットはフリー走行と予選では無作為に選出、決勝ではすべてのセットが使用後にチェックされることになる。チェックを受けるタイヤにはシールが貼られ、チームがチェック前に内圧を変えられないようになる。

 もしバルブの不具合など問題が見つかり、チェックが不十分な場合は、再加熱してのチェックが認められる。

 レース後にピレリが設定した内圧以下でタイヤを使用していたことが判明したチームは、スチュワードに報告されるとFIAは明らかにしている。

 また赤外線カメラによるタイヤ温度のチェックも導入され、チームが走行前のチェックの際に内圧を上げようと、タイヤウォーマーでタイヤを温めすぎていないかを確認するようだ。

 これまではスタート時の最低内圧だけを守っていれば良かったため、多数のチームが走行中に内圧上昇を抑える方法を見出していると考えられている。しかし今後は、走行後のチェックに合格しなければならないため、ピレリのガイダンスを下回る内圧のタイヤを使用することはできなくなるだろう。

 今回のFIAのチェックは、2022年に導入される新しいシステムに先駆けて行なわれたものだ。2022年から、FIAとピレリが走行時のタイヤの状態をより良く判断する上で必要な正確な情報を提供するために、タイヤの内圧と温度の監視装置を標準装備することが義務付けられている。

 最近行なわれた2022年の技術規則の改正では、第10.7.3条に次のように記されている。

『すべての車両には、FIAが指定するサプライヤーによって製造された、FIAが定める仕様のタイヤ内圧・温度モニターセンサーを装着しなければならない』

 ピレリの発表により、タイヤの使い方に問題があったのではないかと疑われる立場となったレッドブルは、15日(火曜日)に声明を発表。ピレリが設定するタイヤのパラメーターに”常に”従ってきたと主張している。

 
 

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