ピレリ、F1スペインGP金曜日に新構造のタイヤを追加供給。イギリスGPでの導入に向け、全ドライバーがテスト
ピレリは、7月のF1イギリスGPに向けてより強靭な構造を持った新タイヤを準備しており、スペインGPの金曜フリー走行では各チームがこれをテストすることになった。
F1各チームは、F1スペインGPの初日フリー走行で今季中の導入が予定されている新構造のタイヤをテストすることになった。
このタイヤは、マシンの進歩に伴うダウンフォースとコーナリングでの負荷増大に対応し、より強靭な構造を備えたモノとなっている。
一部のチームは、すでにこのタイヤを2024年に向けたタイヤテストで使用しているが、その際はブラインドテストであったため、チームはどのタイヤを使っているのか分からない状態だった。
スペインGPは、このタイヤの決定バージョンを全ドライバーがテストできる貴重な機会となる。各ドライバーに新構造のC1タイヤが2セット追加で供給され、これをFP1またはFP2の任意の時点で使用できる。
スペインGPにはC1~C3コンパウンドのタイヤが供給されるため、新タイヤはハードタイヤ相当のコンパウンドとなる。なお、C1は今季新たに導入されたコンパウンドであり、開幕戦バーレーンGP以来の登場となる。
ピレリのF1担当責任者であるマリオ・イゾラは、motorsport.comに、「2024年に導入する予定だったこの新素材は、すでにテスト済みだ」と語った。
「我々は同じコンパウンドを使用しており、プロファイルに変更はない」
「この素材は、昨年から微調整を加えながらテストをしてきた。2024年にウォーマーなしのタイヤに移行する場合、より低い内圧で走り始めなければならない。より疲労に強い構造が必要だったため、この新素材のテストが始まった」
「そして多くのセッションでテストを行なったが、少なくとも4、5チームがテストを行なった。バルセロナでは全員に最新バーションを提供することになった」
イゾラは、テストでは新素材がクルマの挙動に影響を与えないことが示唆されたとし、次のように付け加えた。
「完全性や疲労に対する耐性は向上しているが、バランスに変化は見られないし、何の違いもない」
「すでにチームにはすべてのデータを提供しているが、一部のドライバーのテストでは、それが明らかになっていた。だから、何かが起こるとは考えていない」
しかし、シーズン途中の構造変更がどのような影響を及ぼすのか、特にフェラーリのようにタイヤマネジメントが重要な課題となっているチームにとっては興味は尽きないだろう。
フェラーリのフレデリック・バスール代表は「予測するのは常に難しいが、テストを行ない、新構造の方向性を確認するのは我々にとって良いことだ」と語った。
「そしてそれは、チームのアプローチや一貫性という点でも、ゲームチェンジャーになり得るだろう」
他のチーム代表も、エンジニアが新しいタイヤに適応しなければならないため、タイヤの変化は必ずしも一筋縄ではいかないと認めている。
ハースのギュンター・シュタイナー代表は、「我々としてはそれに対処していくだけだ」と語った。
「データもあるし、テストした結果良くなっていると聞いているし、それほど大きな差はないはずだ」
「実際に使ってみれば、その真価がわかるはずだ。今のところ、それ以上のことは言えない」
「ピレリを信頼する必要がある。ピレリも我々のパフォーマンスやダウンフォース、タイヤへの負荷の大きさに驚いていた」
「そして、安全のために一歩踏み出す必要があった。それがうまくいくと確信している」
「確かに最初のうち、導入から数戦はそれに適応する必要があるし、文句を言うかもしれないが、それを乗り越えて対処していくだけだ」
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