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夏休み明けから2018年仕様タイヤを投入か。レーシングポイントが鍵に?

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夏休み明けから2018年仕様タイヤを投入か。レーシングポイントが鍵に?
執筆:
2019/06/28 3:46

各F1チームはFIAやピレリと会談を行い、夏休み明け以降2018年仕様のタイヤに戻すことについて、真剣に話し合ったようだ。

 今季のF1用タイヤのトレッド面(接地面)のゴムは、昨年仕様のタイヤよりも0.4mm薄くなっている。これは、トレッドのゴムの中に熱が蓄積してしまうのを避け、ブリスターの発生を防ぐ目的のためである。

 しかし今シーズン、タイヤをうまく扱うことができないというチームからの不満が頻出。つまりタイヤをうまく温めることができず、マシンのパフォーマンスを引き出すことができないというのだ。

 フランスGPの後には、各チームの間で話し合いが行われ、今シーズンをさらに刺激的なモノにするためには、何かを変える必要があるとの意見が高まりつつある。

 FIAのシングルシーター部門責任者であるニコラス・トンバジスはこの状況を受け、オーストリアGPのフリー走行開始前に会議を招集。夏休み以降にタイヤを変更することに対する各チームの指示が、実際にあるのかどうかを確認することになったようだ。

 今季のトレッド面の薄いタイヤの扱いに特に苦しんでいるのは、フェラーリやハースだ。そして一方、今季のタイヤはメルセデスにとって”完璧”なモノであり、それが同チームの圧倒的な強さに繋がっているといくつかのチームは信じている。

 ピレリもいくつかのチームがタイヤを昨年仕様に戻すことを熱望しているということを認識していた。しかし、タイヤを変更することを正式に要請されるまでは何もできないと、繰り返し語ってきた。

 タイヤの仕様を変更するためには、全10チーム中7チームがこれを支持する必要がある。そしてその支持を集めるのは簡単ではなさそうだ。

 フェラーリ、レッドブル、トロロッソ、そしてハースは、昨シーズン仕様のタイヤに戻すことを切望している。アルファロメオとルノーは、意見を保留しているが、変更について賛成に回る可能性があると見られる。

 今季ここまで圧倒的な強さを見せているメルセデスは、タイヤの変更に反対することになるのは明らかだ。またマクラーレンも、今季用タイヤをうまく使っているチームのひとつであるため、タイヤの変更を希望しない可能性が高そうだ。またウイリアムズは、メルセデスとの関係が強いこともあり、メルセデスの意見を支持することになるだろうと見られている。

 つまり変更に向けて必要な賛成票7を集めるためには、レーシングポイントの判断が非常に重要になってきそうだ。彼らはメルセデスのカスタマーチームであるものの、予選パフォーマンスには頭を悩ませているのだ。

 なお7チームが賛成の立場に立った場合、ピレリは夏休み明けのベルギーGPに、2018年仕様のタイヤを持ち込む準備ができていると語ったのではないかと考えられている。

 メルセデスのチーム代表であるトト・ウルフは、メルセデスを遅くさせるために、他のチームが結託してルールを変更しようとするのは、間違ったことであると感じていると、フランスGPの際に語っていた。

「タイヤを正しく理解できていないと感じる人たちは、タイヤを変えることを試みる……それはかなり論理的なことだ」

 ウルフ代表はmotorsport.comに対してそう語った。

「私のスポーツマンとしてのアプローチを言えば、F1がルールを変えるべきだとは思わない。ある人たちは、他の人たちよりもうまくやっているんだからね」

「傲慢な意味でそう言っているわけではない。それどころか、F1は情け容赦のない、ハイテクなスポーツだ。セットアップの問題を解決するために、冬の間に我々は大いに努力することになった。そして昨年タイヤがどう機能していたのか、理解することになったのだ」

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble