F1テレビ視聴者数、コロナ禍の2020年でも微減に留まる「これがF1の強み」

2020年シーズンのF1はコロナ禍によってイレギュラーな1年になったにも関わらず、テレビ視聴者は順調に推移したようだ。

F1テレビ視聴者数、コロナ禍の2020年でも微減に留まる「これがF1の強み」

 新型コロナウイルスのパンデミックが発生し、開幕時期が3月から7月にずれ込んだ2020年シーズンのF1。最終的に約5ヵ月で17レースを開催するというイレギュラーなスケジュールとなった。しかしF1が発表したところによると、コロナ禍の影響で観客動員数は大幅に減少したものの、テレビ視聴者数に関しては前年比で微減に留まったようだ。

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 2020年のテレビ視聴者数の総数は15億人。これは2019年の19億人と比べて4億人少ない。しかしながら、2019年は21レースが開催されたのに対して、2020年は17レースしか開催されなかったことを考慮しなければいけない。2020年の1レースあたりの平均視聴者数は8740万人で、2019年と比べて4.5%減となっている。

 2020年シーズンに最も多くの視聴者数を稼いだのは、7月に第3戦として開催されたハンガリーGP。1億3370万人がレースをテレビで観戦した。これは2019年の同グランプリの視聴者よりも7%多い。また、アルガルヴェ・サーキットで初開催されたポルトガルGPも1億人以上の視聴者を集め、トルコGPも平均を超える8910万人が視聴した。

 地域別の視聴者数を見てみると、中国が前年比で43%増となっている。マックス・フェルスタッペン(レッドブル)の地元オランダは28%増で、他にもイギリス(10%)、ロシア(71%)、ドイツ(5%)が観客数を増やした。

 F1のCEOであるステファノ・ドメニカリは、昨年のテレビ視聴者数はこのスポーツが持つ強みを示すものであり、シーズン自体がキャンセルされていれば深刻な問題に直面していた可能性があったと語った。

「昨年は誰にとっても前例のない時期であり、F1もパンデミックによってもたらされた課題に対処しなければいけなかった」

「我々は昨年、当初は多くの人が不可能だと思っていた17レースの開催を実現した。我々はそれを安全な形で執り行ない、世界中のファンに新たなレースや興奮を提供した」

「2020年は平均で8740万人、累計で15億人が視聴した。この視聴者数は、我々のスポーツが持つ強みと回復力を示している」

「我々は2020年に実現したことを誇りに思っているし、今後数年で成長をしていく上で必要な強固なファンの基盤があることが改めて分かった」

「我々は、ファンがこのシーズンにおける世界的パンデミックへの対応に強い満足感を感じていることを嬉しく思っている。2021年シーズンの開幕を楽しみにしているし、ファンも同じく開幕に向けて興奮していることだろう」

 

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シリーズ F1
執筆者 Jonathan Noble