F1、グリッドペナルティ適用を微調整。PUペナルティがあっても予選が重要に
F1は、2019年からグリッドペナルティの適用について微調整を行い、ペナルティを持っているドライバーに予選を走らせようとしているようだ。
写真:: Andrew Hone / Motorsport Images
FIAは、来季のF1からグリッドペナルティの適用を微調整し、ペナルティを科されているドライバーに予選を走る意味を与えようとしている。
今季から、パワーユニット(PU)のコンポーネント交換により、グリッド降格が15を超えたドライバーは、自動的にグリッド最後方に下がることになった。
2人以上のドライバーがこの条件に該当した場合、グリッド降格が科された順番、すなわちペナルティの対象となった新しいPUコンポーネントをコースで使用した順番に応じてグリッドが与えられることになった。
ロシアGPでは、4人のドライバーがPU交換によりペナルティを受けることになったが、少しでも前のグリッドを手にするために先にコースインしようと、フリー走行1回目開始の数十分前からピットレーン出口にマシンが並ぶという異様な光景が見られた。
こういった事態が再び起こるのを防ぐため、2019年からはペナルティを科されたドライバー同士のグリッド順は、予選の結果で決定されることになった。これにより、ペナルティが決まっているドライバーも、予選で良いタイムを狙う意味がでてくる。
また予選で107%ルールをクリアできなかったにも関わらず、決勝への出走が許されたドライバーについては、PUのペナルティを科されたドライバーよりも後ろのグリッドが与えられるとFIAが明かしている。
水曜日に行われた世界モータースポーツ評議会では、その他にもルール変更が承認された。
2019年の空力ルールに関連するボディワークの詳細が承認された他、マシンの最低重量が740kgから743kgに引き上げられた。
通常マシン重量の増加は、ハロの追加やタイヤのサイズ変更など、ルール変更に伴って行われるが、今回の場合は単にチーム側がマシンの重量を740kg以下に収めるのが困難だと”ロビー活動”をFIAに働きかけた結果によるもののようだ。
Be part of Motorsport community
Join the conversationShare Or Save This Story
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
Top Comments