F1アメリカ予選:トップ3が僅か0.07秒差。大接戦をハミルトン制す

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F1アメリカ予選:トップ3が僅か0.07秒差。大接戦をハミルトン制す
執筆: 田中健一
2018/10/20 22:59

F1アメリカGPの予選が行われ、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。フェラーリ勢も僅差で食らいつく、白熱した戦いとなった。

 F1アメリカGPの予選が行われ、ルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。

 雨の予報もあったサーキット・オブ・ジ・アメリカズ。しかし空はなんとか持ちこたえ、ドライコンディションで予選セッションがスタートした。気温19度、路面温度21度というコンディションである。

 なおターン19のトラックリミット違反を厳格に監視するという通知が出た上での予選となっている。

Q1:ガスリー躍進の7番手。中団は相変わらずの大接戦

 まずコースに飛び出していったのは、トロロッソ・ホンダの2台だった。彼らはすでにパワーユニット交換によるペナルティが決まっている。ブレンドン・ハートレーはしっかりと計測できたものの、ピエール・ガスリーはトラックリミット違反があったとして、タイム抹消の処分を受けることとなってしまう。

 まずはフェラーリ勢が上位タイムを記録。セバスチャン・ベッテルが1分34秒569を叩き出してトップに立つ。

 しかし、その後にタイムを計測したメルセデス勢2台が、やはり速さを見せる。まずはバルテリ・ボッタスが1分34秒518でトップに立つと、このサーキットを得意としているルイス・ハミルトンが1分34秒130であっさりと首位を奪った。

 素晴らしいアタックを決めたのはハースのロマン・グロージャンだった。グロージャンはセクター1でハミルトンをも上回る全体ベストを記録し、0.7秒差の7番手となった。

 またレッドブルのマックス・フェルスタッペンは、ターン15外のスピードバンプにタイヤを乗せた際に右リヤサスペンションを壊してしまい、ピットに戻った。

 Q1最終盤、トップ6台以外の全車が再度コースイン。トロロッソ勢は3度目のコースインである。

 ここでグロージャンのタイムをカルロス・サインツJr.(ルノー)、エステバン・オコン(フォースインディア)、ガスリーが上回る。中でもガスリーが7番手。しかしガスリーから11番手のヒュルケンベルグまでが0.1秒以内に犇めく大接戦である。ハートレーも15番手でQ1突破を果たした。

 このQ1で脱落となったのは、マクラーレンの2台、ウイリアムズの2台、そしてザウバーのマーカス・エリクソンの5台だった。

【リザルト】F1アメリカGP予選Q1結果

Q2:ベッテル&メルセデス2台、スーパーソフトでQ2突破

 予選Q2では、メルセデスの2台、ベッテル、リカルドの4台は、スーパーソフトタイヤでコースイン。レースを有利に進めるためのタイヤ選択を行う。

 しかし、やはりウルトラソフトタイヤが速いのか、ライコネンが首位に躍り出る。タイムは1分32秒884と、早くも昨年のポールポジションタイムを上回ってみせた。

 2番手にはベッテル、3番手にはボッタスがつけた。ハミルトンは最初のアタックがうまくいかず4番手にとどまり、再度のアタックを強いられることとなった。ハミルトンは2度目のアタックでボッタスを上回ったが、結局最初のタイムを超える中団チームはおらず、レースを考えれば走行を控えた方が得策だったかもしれない。

 グリッド降格が決まっているトロロッソの2台は、ユーズドのタイヤを使って出たり入ったりの走行を行い、タイムを計測せずに周回を重ねていく。決勝に向けてのチェックに終始しているようだ。

 結局ライコネンが首位でQ3進出。ベッテルはセッション終盤にウルトラソフトタイヤを履いてコースインしたが、アタックを途中で止めてピットに戻った。メルセデスの2台も、ウルトラソフトタイヤでコースインしたもののタイム計測はせず。リカルドはスーパーソフトでの走行1回のみにとどめ、5番手でQ2突破となった。

 以下シャルル・ルクレース(ザウバー)が6番手、グロージャンが7番手で、Q3進出を決めた。

 ここでの脱落となったのはサインツJr.、ケビン・マグヌッセン(ハース)、トロロッソの2台。フェルスタッペンはサスペンションの修復が終わらず、Q2に出走することができなかった。

【リザルト】F1アメリカGP予選Q2結果

Q3:1-3位の差は僅か0.07秒。ハミルトン81回目のPP獲得

 ポールポジションを決める予選Q3。その最初のアタックでトップタイムを記録したのはハミルトンだった。ハミルトンは1分32秒567。ベッテルも渾身のアタックを見せたが、0.088秒及ばなかった。

 ライコネンはセクター1でハミルトンを上回ったが、セクター3でロスがあったか、4番手で最初の走行を終えた。

 リカルドはトップから1秒落ちの5番手。中団勢のトップにはまずグロージャンがつけた。

 残り1分というところから、各車2度目のアタック。ライコネンがハイペースで飛ばす中、ハミルトンがこれを追う。

 そのライコネンが1分32秒307でトップタイムを奪うも、直後にハミルトンが1分32秒237で首位に浮上。この二人の間にベッテルが入る形となった。

 これでハミルトンのポールポジションが確定。通算81回目のポールポジションとなった。

 ベッテルは0.061秒差で予選2位となったが、FP1での赤旗無視による3グリッド降格処分を科せられており、5番グリッドからスタートすることになる。ライコネンもハミルトンから0.07秒遅れという、稀に見る大接戦となった。

 ベスト・オブ・ザ・レストは、来季シート喪失の危機に瀕しているエステバン・オコン(フォースインディア)で6番手。ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー)が7番手となった。

【リザルト】F1アメリカGP予選Q3結果

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この記事について

シリーズ F1
イベント アメリカGP
サブイベント 土曜日 予選
執筆者 田中健一
記事タイプ 予選レポート