






WECでアウディのテクニカルチーフを務めるヨルグ・ザンダーのザウバー加入が、正式に発表された。ザンダーはザウバーでテクニカルディレクターを務めることになる。彼は2006年と2007年にもザウバーで働いていた経験があり、今回チームに復帰を果たすこととなる。
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ザンダーは新しいチャレンジについて「新しいF1のレギュレーションは、イノベーションと技術的な創造性をもたらしてくれる、素晴らしい機会だ」と語った。
「私の仕事のひとつは創造の可能性を発展させ、安定的かつ効率的な技術組織を定義することだ。そして、成功するF1マシンを開発する基礎を築くことだ」
「初めは当然、改善を果たし中団のチームとして確立したい。全体的に、興奮と熱意を持ってチャレンジを待っている」
ロングボウ・ファイナンスが新オーナーとなってから、ザウバーはルース・バスクームやマックス・フェルスタッペンの元エンジニア、セヴィ・プホラールを雇い入れるなど人員補充を続けている。
チーム代表のモニシャ・カルテンボーンは「私たちの戦略的な目標を達成するために、またチームを新しい成功の時代に導くためにも、これは非常に重要な前進です」と語った。
「ザンダーは私たちのチームによくフィットするでしょう。彼は他のモータースポーツだけでなく、F1でも多くのノウハウを持っています。テクニカルディレクターとして、彼はすべての技術部門に責任を持ち、全体を見渡してくれるでしょう」
「ヒンウィルにある私たちのファクトリーで、彼は非常に高いレベルで仕事をしてくれると思います。彼と共に、私たちは進歩を遂げることができると確信しています。ヨルグ・ザンダーがザウバーに戻り良いスタートを切れるように願っていますし、私たちは彼を全力でサポートすることを保証します」
ザンダーは以前、BMWザウバーのほか、トヨタ、BAR、ウイリアムズ、ホンダやブラウンGPなどを渡り歩いている。
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この記事について
シリーズ | F1 |
チーム | ザウバー |
執筆者 | Jonathan Noble |