ダイエット成功で1周1秒改善も夢じゃない? 28kgオーバーで重量削減中のウイリアムズ、夏には新シャシー投入へ
ウイリアムズは重量超過したマシンの軽量化を進めているが、その影響は最終的には1周あたり1秒にも及びそうだ。
Carlos Sainz, Williams
写真:: Alastair Staley / LAT Images via Getty Images
2025年にコンストラクターズランキング5位と躍進するも、今季は開幕3戦を終えてわずか2ポイントしか獲得できていないウイリアムズ。課題である重量超過を改善すべく、夏には新シャシーの投入も計画している。
ウイリアムズは今季、新規則下で優位性を発揮しているメルセデスのパワーユニットを使用しているにもかかわらず、コンストラクターズランキングでは9番手に沈んでいる。そしてその大きな要因のひとつがマシンのオーバーウエイトと言える。
今季のマシン、FW48の開発はオフシーズンから前途多難であった。クラッシュテストには4度失敗し、FIAからシャシーのホモロゲーション(認証)を受けるまでにかなりの時間を要した。その結果、1月にバルセロナで行なわれたシェイクダウンテストは欠席となるなど、開発の遅れは明らかだった。
テクニカルディレクターのパット・フライとエンジニアリングディレクターのマット・ハーマンの下で設計されたFW48は、その結果として28kgも重量オーバーとなっている。
チーム代表のジェームズ・ボウルズはオーストラリアでマシンの重量削減について次のように語った。
「重量を落とすこと自体は難しくない」
「今日の時点で、目標まで軽くするだけでなく、むしろ規定重量よりもかなり軽くできるエンジニアリング案がすでに揃っている。もしコストキャップがなければ、明日にも実行して数週間で完了するはずだ」
「ただ現実にはそうではないので、パーツの寿命やシーズン中のアップデートのタイミングを踏まえつつ進める必要がある。複雑ではあるが、前向きな問題だ。コストキャップ自体は依然として全体としては非常に良い制度だ」
ウイリアムズは、バーレーンGPとサウジアラビアGPの中止を受けた5週間のブランクを活用して重量削減プログラムを計画。最初の軽量化は早ければ今週末のマイアミGPで導入される見込みで、夏には新たにクラッシュテストを通した新シャシーを投入する予定だ。
開発プロセスは9月上旬のイタリアGPまでに完了する見通しで、最終的には1周あたり1秒の向上が期待されている。マシンが最低重量を大幅に下回るようになれば、不足している分の重量はバラストを積んで補うことになる。その配置次第では、マシンバランスやタイヤ摩耗を改善できるのだ。
また一方でボウルズ代表は、チームの成長に対するドライバーの貢献も強調しており、特にカルロス・サインツJr.の的確なフィードバック能力と、アレクサンダー・アルボンの変化するコンディションに対応する天性の能力を高く評価している。
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