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【F1】データで見るバルセロナテスト。メルセデスPU、40レース分走破

金曜日まで行われていたバルセロナ合同テスト。その走行内容をチーム/パワーユニット別に集計

Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H, leads Fernando Alonso, McLaren MCL32

Kimi Raikkonen, Ferrari SF70H, leads Fernando Alonso, McLaren MCL32

LAT Images

 8日間にわたるバルセロナ合同テストが終了。2017年のF1も、開幕に向けてラストスパートということになる。
 この8日間で各チームが記録したラップタイム、そしてその周回数から、今季の勢力図を分析してみよう。

チーム別、ベストラップ

Best lap time per team

 8日間でのベストタイムを記録したのはフェラーリ。キミ・ライコネンが最終日にマークした、1分18秒634だった。これは、2番手以下を0.6秒以上引き離す好記録だった。

 これだけで今季のフェラーリが圧倒的な強さを誇るとはまだ言えない。2番手のメルセデス(バルテリ・ボッタス)、3番手のウイリアムズ(フェリペ・マッサ)は最終日にベストタイムをマークせず、6日目に自己ベストを記録しているのだ。つまり、まだまだ”ポケットの中”にパフォーマンスを隠し持っている可能性がある。

 ハース、マクラーレン、ザウバーの3チームは、他の7チームから若干引き離されている感がある。

ベストラップ記録の詳細:

ドライバー

チーム

Day 1

Day 2

Day 3

Day 4

Day 5

Day 6

Day 7

Day 8

ライコネン  Ferrari  

1'20''960

 

1'20''872

 

1'20''406

 

1'18''634

ベッテル  Ferrari

1'21''878

 

1'19''952

 

1'19''906

 

1'19''024

 
ボッタス  Mercedes

1'23''169

1'22''986

1'19''705

1'23''443

1'20''924

1'19''310

1'21''819

1'19''438

ハミルトン  Mercedes

1'21''765

1'20''983

1'22''090

 

1'20''456

1'20''702

1'19''352

1'19''850

マッサ  Williams

1'22''076

     

1'19''726

1'19''420

1'24''443

 
フェルスタッペン  Red Bull  

1'22''200

 

1'21''769

 

1'20''432

 

 

1'19''438

サインツJr.  Toro Rosso

1'24''494

 

1'23''540

   

1'21''872

 

 

1'19''837

ヒュルケンベルグ  Renault

1'24''784

 

1'21''791

1'24''947

1'21''589

1'21''213

 

1'19''885

リカルド  Red Bull

1'22''926

 

1'21''153

 

1'19''900

 

1'20''824

 
ペレス  Force India

1'23''709

   

1'22''534

 

1'21''297

 

 

1'20''116

オコン  Force India  

1'22''509

   

1'21''347

 

1'20''161

 
パーマー  Renault  

1'24''139

1'21''396

1'21''778

1'24''790

1'24''774

1'22''418

1'20''205

ストロール  Williams  

1'26''040

1'22''351

   

1'20''579

 

1'24''863

 

1'20''335

クビアト  Toro Rosso  

1'22''956

1'23''952

 

1'21''743

 

1'20''416

 
マグヌッセン  Haas

1'22''894

1'22''204

   

1'21''676

 

1'20''504

 
グロージャン  Haas    

1'22''118

1'22''309
 

1'21''887

 

1'21''110

バンドーン  McLaren  

1'25''600

 

1'22''576

1'22''537

 

 

1'21''348

 
アロンソ  McLaren

1'24''852

 

1'22''598

   

1'23''041

 

1'21''389

エリクソン  Sauber

1'26''841

 

1'21''824

 

1'23''630

1'23''384

1'23''330

1'21''670

 

ウェーレイン  Sauber        

1'23''336

1'23''000

1'22''347

1'23''527

ジョビナッツィ  Sauber  

1'24''617

 

1'22''401

       
セリス  Force India    

1'23''568

       

  

 ドライバー別で見てみると、フェラーリが1-2を占め、メルセデスが3-4位。この2チームが上位を争うのは必至と思えそうなデータである。

 その後方は混戦模様。ウイリアムズ、レッドブル、トロロッソ、ルノー、フォースインディアのドライバーが、入り乱れている。

チーム別走行距離

Mileage per team
※グラフ中の数字はkm表示

 チーム別の走行距離を見ると、メルセデスが圧倒的。8日間で5102kmを走った。これはスペインGP決勝16レース分以上の距離に相当する。

 2位はやはりフェラーリで、こちらは4450km。メルセデスには700km程度の差をつけられたものの、他のチームと比べると、群を抜いている。

 ウイリアムズ、ザウバー、フォースインディアは走行距離の面では拮抗している。トラブルが頻発したルノー製パワーユニットを使用するレッドブル、ルノー、トロロッソは、3000km前後の走行に留まっている。

 マクラーレンの走行距離は1978km。メルセデスやフェラーリの半分にも満たなかった。

チーム別走行周回数の詳細

 Team

 Day 1

 Day 2

 Day 3

 Day 4

 Day 5

 Day 6

 Day 7

 Day 8

Total

 メルセデス 152 168 170 68 135 149 147 107 1096
 フェラーリ 128 108 139 93 168 53 156 111 956
 ウイリアムズ 103 12 98 0 168 122 165 132 800
 ザウバー 72 67 126 84 100 106 132 101 788
 フォースインディア 39 86 71 82 142 100 137 128 785
 ハース 51 118 56 118 81 96 119 76 715
 レッドブル 50 89 70 85 89 102 128 71 684
 ルノー 57 53 93 90 73 90 53 88 597
 トロロッソ 51 68 63 1 83 92 94 132 584
 マクラーレン 29 40 72 67 80 46 48 43

425

 チームごとの各日の走行距離を見てみると、メルセデスが3日目に記録した170周が最高記録。フェラーリとウイリアムズは5日目に168周を記録している。

 ルノー製パワーユニットユーザーは、100周を超えた日がレッドブルは2日、トロロッソは1日、ルノーの至っては0日(3日目の93周が最多)となり、信頼性に不安を残す形となった。

 マクラーレンは5日目の80周が最多。後半の3日は全て40周台となっている。

パワーユニット別走行距離

Mileage per power unit

※グラフ中の数字はkm表示

 パワーユニット別の走行距離を見てみると、メルセデスがメルセデス、ウイリアムズ、フォースインディアの3チーム合計で12480kmを走破。ルノー製パワーユニットが8682kmでフェラーリを上回った。ただフェラーリの新型パワーユニットはフェラーリとハースの2チームのみが使用。にもかかわらず、3チームが走らせたルノーに匹敵する距離を走った。

 マクラーレンのみが使用するホンダは、他のパワーユニットに比べて大きく出遅れた。

パワーユニット別走行周回数詳細

パワーユニット

Day 1

Day 2

Day 3

Day 4

Day 5

Day 6

Day 7

Day 8

合計

GP相当数

(1レース=66周)

 メルセデス

(メルセデス/フォースインディア/ウイリアムズ)

294 266 339 150 445 371 449 367 2681 40.64

 ルノー

(ルノー/レッドブル/トロロッソ)

158 210 226 176 245 284 275 291 1865 28.27

 フェラーリ(2017)

(フェラーリ/ハース)

179 226 195 211 249 149 275 187 1671 25.33

 フェラーリ(2016)

(ザウバー)

72 67 126 84 100 106 132 101 788 11.94

 ホンダ

(マクラーレン)

29 40 72 67 80 46 48 43 425 6.44

 パワーユニット別の周回数を見てみると、メルセデスが3チーム合計で40レース分以上を走破。フェラーリはザウバーが使う旧式のパワーユニットも含めれば、メルセデスに匹敵する37レース分を走った。ルノーは28レース分まで周回数を積み重ねたが、ホンダはわずか6.5レース分である。

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