【F1】ハミルトンに渡されたセナヘルメットはレプリカ。本物は後日贈呈
カナダGP予選後にハミルトンに贈られたセナのヘルメットは、レプリカであったことが分かった。本物は後日改めて贈られるという。
写真:: Sutton Images
メルセデスのルイス・ハミルトンは、カナダGPでポールポジションを獲得した。これは彼にとって65回目のポールポジションとなり、アイルトン・セナと並ぶ歴代2位の記録となった。
予選後にはセレモニーが開かれ、ハミルトンにはセナの家族からの贈り物として、クリアケースに入れられたセナのヘルメットが手渡された。
ハミルトンに手渡されたヘルメットは、セナが着用した実物だとセレモニーでは紹介されたが、実際にはレプリカだったことが分かった。実物は非常に高い価値があるため、現時点ではセナの家族の元に残され、後日改めてハミルトンに渡されることになるという。
とはいえセナの家族によれば、ハミルトンに手渡されたモノも、1987年シーズン中にマーケティング等に使用されたヘルメットだという。仕様はレース用と同等であり、カラーリングもセナのヘルメットを一挙に手掛けたシド・モスカとその息子アランによって施されているという。
アイルトンの姪であるビアンカ・セナは、もしアイルトンが今も生きていれば、自身の手で喜んでハミルトンにヘルメットを贈ったはずだと語った。
「私たちは何年も、ルイス(ハミルトン)が叔父の大ファンだということを知っています。彼は実際に、アイルトン・セナ財団の公式大使でもあります。そしてブラジルの子供たちのために、より良い教育を促進する活動をサポートしてくれています」
「アイルトンと同じように、彼は常に、自身の業績を分かち合います。我々の家族は、彼の業績を非常に喜ばしく思っています。そしてアイルトンも、この特別な贈り物をするために、モントリオールに来たことでしょう。ルイスのような才能を持つドライバーが、この記録に並んだことは、大変嬉しいです」
ハミルトンは予選後、ソーシャルメディアにビデオを公開。その時点で、自身が手にしたヘルメットが、レプリカであることを認識している。
「これはレプリカだけど、どこかでホンモノが僕を待っていることを信じている。だから、僕にとってはとても感動的な瞬間だった」
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