速報ニュース
F1
【F1】ホンダF1元副社長のサフナウアー、ホンダの浮上を確信
ホンダ苦戦の最大の要因は、現在のF1における経験が不足しているからだと、かつてホンダF1の副社長を務めたオットマー・サフナウアーは語る。

Jonathan Noble
公開日時: 2017/07/06 11:39
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録












F1復帰後3年目のシーズンを迎えているホンダは、今季もパフォーマンスと信頼性の欠如に苦しんでいる。これに業を煮やしたマクラーレンからは不満の声が相次ぎ、両者の関係は早期に解消されるのではないかとの噂も根強い。しかし、かつてホンダF1チームを運営するHRD(ホンダ・レーシング・デベロップメント)の副社長を務めた現フォースインディアCOOのオットマー・サフナウアーは、ホンダを切り捨てるのはまだ早すぎると考えている。
サウナウアーはかつて、ホンダの一員として働いてきた自身の経験を語った。彼曰く、初期の数年は何が必要なのかを正確に理解し、上位に追いつくために費やされたという。
「私が見たのは、ホンダの第3期のスタッフとして働いていた中の数人は第2期でも働いており、F1で何が必要なのか、その豊富な知識を持っていたということだ」
サフナウアーはそう語った。
「彼らは非常に高いレベルで、戦うためのプログラムをまとめることができた」
「私は覚えている。(アイルトン)セナや(アラン)プロストのレースエンジニアだった木内健雄が入ってきた時、我々は最も強力で、最も軽量なV10エンジンを手にした」
「彼は何をする必要があるかを知っていて、実際にそれをやった。最終的には968bhpで、88kgのエンジンを手にしたんだ。それはBMWのエンジンより少し軽く、そして少し強力だったんだ。彼らは、そういうことをした」
「今、彼らに欠けているのは、その経験だ。(現在F1プロジェクトの総責任者を務めている)長谷川祐介も当時そこにいたが、彼はコントロールエンジニアだった。彼らがプロジェクトに取り組むF1エンジニアとしての、豊富な経験を持っているかどうか、私には分からない」
「当時、彼らはそれを投入したし、何をすべきかを理解していた。もし最初からその経験を持っていなければ、それを得るには非常に時間がかかる」
「しかし、彼らはその経験を得るための道を歩んでいる。それを耐え、より良いモノにするのではなく、マクラーレンが袂を分かつことを選んだら、彼らにとっては恥ずべきことだろう」
開発拠点が日本でも問題はない
ホンダの苦悩の原因として挙げられているうちのひとつは、ホンダの開発拠点が日本にあり、それがマクラーレンとのコミュニケーションを困難にしているということだ。しかしサフナウアーは、それは問題ではないと確信している。成功のためにはどんな努力が必要か、ホンダのスタッフは理解しているため、ファクトリーの場所は大きな問題ではないと言うのだ。
「以前は問題はなかった」
そうサフナウアーは言う。
「エンジンの組み立ては、イギリスで行っていた。しかし、全てのデザインや開発、そして製造は日本で行っていたが、その影響はなかった」
「その仕事と、それがいかに難しいかを理解する必要がある。そしてもうひとつは、彼らが遅れて(F1の活動を)スタートしたということだ」
「他の全てのメーカーは、新しいレギュレーションについて話をし始めた時、まず最初にターボチャージャー付きのV6を理解するためのプログラムとして、単気筒のエンジンを動かし始めた。だから、彼らに追いつくのは難しく、ひと晩で達成できるようなモノではない」
「ホンダには時間を与えなければならない。しかし、彼らは確実にやり遂げるだろう。彼らは多くのリソースを持つ、頭の良いエンジニアたちだ。彼らは確実にそれを達成する。彼らには、ただ経験が必要なんだ。そして、それは今起こっている。彼らは日々、経験を身につけているんだ」
マクラーレンがメルセデスに乗り換えるのを願う!?
マクラーレンがフォースインディアと同じメルセデスエンジンに切り替える可能性について問われたサフナウアーは、それが現実のものとなった際には、マクラーレンが後悔する時が訪れるだろうと考えている。
「私は最近誰かに言ったんだ。恐らくホンダは、2年で非常に能力を高め、うまくやり遂げるだろうと。だからマクラーレンが、メルセデスにスイッチしてくれたらと願うね!」
「物事を急いで判断したり、ワンパターンな行動を取るべきではない。ホンダが正しい方向に踏み出す、その先端にいる可能性もあるんだ」
【関連ニュース】
ホンダ、オーストリアで”スペック3”エンジンを正式に供給開始
ホンダ「次戦、2基のスペック3投入」明言。信頼性の進歩に安堵
ブラウン、ホンダを例に新参メーカーに対し"救済措置案"を提唱
ホンダ、苦難のシーズンも責任者の長谷川氏更迭は『予定にない』
マクラーレン「我々とホンダには契約がある。来年も組むはずだ」
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 【F1】レッドブルリンクのコーナー数を合計10に変更。MotoGP基準に
次の記事 【F1】揺れ動くフェラーリのフロア、オーストリアGPで修正
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment

More from
Jonathan Noble

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす
F1
F1 2024/12/29
大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
F1
F1 2024/12/27
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識
F1
F1 2024/12/25
僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from
マクラーレン

同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由
F1
F1
アゼルバイジャンGP
16 時間前
同じPUなのになぜ? メルセデスとマクラーレンのストレートスピードが段違いだった理由

留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
留まる所を知らぬF1人気。マクラーレンが売上10億ドル突破? 海外報道される

F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
1 日前
F1ドライバーにふさわしくないは言い過ぎだった……ノリス、衝突コラピントに謝罪「口にすべきではなかった」
最新ニュース

スプリントは半分くらいの数が妥当? クアルタラロ「年間1012戦なら嬉しい。F1と同じにすべき」12戦なら嬉しい。F1と同じにすべき」
MotoGP
MGP MotoGP 34 分前
スプリントは半分くらいの数が妥当? クアルタラロ「年間10

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1 F1
アゼルバイジャンGP
12 時間前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」
WEC
WEC WEC
Fuji
12 時間前
FIAとACO、2037年末までの長期契約を締結。”WEC分裂”の憶測を払拭。FIA会長「世紀の大契約だ!」

ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす
F1
F1 F1
バーレーンGP
13 時間前
ホンダ、2回目のADUOアップデートはターボ。すでにスペインGPで投入済み……HRC渡辺康治社長が明かす
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録