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F1に2026年導入予定のアクティブエアロ計画、見直しが必要? 初期シミュレーションで問題発覚か

motorsport.comの調べによると、2026年に向けたF1のアクティブエアロ計画は、初期モデルのシミュレータ走行で憂慮すべき結果が出たため、見直されることになるようだ。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2024/04/10 4:00

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Max Verstappen, Red Bull Racing RB20

 F1は2026年にレギュレーション変更を予定しており、内燃エンジンとモーターの出力割合を50対50にするなど、大幅な変化を遂げる予定となっている。空力面では、可動式の”アクティブエアロ”を採り入れることが検討されていたが、その計画を見直す必要が生じたようだ。

 アクティブエアロは、コーナーではハイダウンフォースな仕様とすることでグリップを高め、ストレートでは空気抵抗を削減しストレートスピードを高めるという可動式のエアロデバイスを使うことで、新パワーユニットの出力低下を補うという目的を持っていた。

 現状、最も可能性が高い選択肢として考えられていたのが、リヤウイングのみを可動式とすることだ。DRSと連動しやすく、あまり複雑にならないからだ。

 だが、よりダウンフォースと空気抵抗を低減するため、フロントウイングも可動式にする方法を考案する作業も進んでいると理解されている。

 しかし情報筋によると、リヤウイングを最も空気抵抗が少ない状態にし、エンジンがフルパワーという状況をシミュレーションした結果、マシンはほとんど走行不能になり、ドライバーが加速中のストレートでスピンしたり、リヤがグリップせずに小さなカーブを曲がれなくなったりした例が何度もあったという。

 現在オーバーテイクを促進するために使われているDRSと比べ、3倍以上もエアロバランスが変化してしまうことがその原因となっている。

 ある関係者は、マシンのスピンを防ぐ唯一の方法は、ラップタイムが現在のF2マシンよりも遅くなるほど、控えめなドライビングをすることだとさえ語っている。

 最近、FIAの代表がチームの施設を訪れ、何が起きているのか、シミュレータの結果から何が学べるのかをより深く理解したことが明らかになっている。

 FIA関係者は、アクティブエアロの計画が現時点での方法ではうまくいかないという結論に達したことを明らかにした。そしてFIAはマシンが期待されるパフォーマンス特性を発揮するためには、フロントウイングとリヤウイングの両方をより連動させる必要があると決定した。これはおそらく、フロントウイングに何かを追加することを意味する。

 2つのウイングが連動するようにすることで、シミュレータで問題となっているエアロバランスの偏りを減らすことができるはずだ。

 レッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、FIAがチームの懸念に耳を傾けてくれることを歓迎すると語った。

 彼は昨年、シャシーの規則をパワーユニットに合わせるようにすることで、技術的に“フランケンシュタイン”のようなマシンになってしまうことを警告していた。

「いい進歩があったと思う」とホーナーはmotorsport.comに語った。

「FIAはフィードバックを受け入れ、いくらか変更が加えられたと思う」

「我々は2026年のマシンパッケージの基本的な部分となるシャシーのレギュレーションができるのを待っているところだ。それはパワーユニットとも関連がある」

「様々なワーキンググループが懸命に取り組んでおり、近いうちに結論を出すことが重要だ」

 各チームがシミュレーターで発見したことが懸念材料になっているかと尋ねられたホーナー代表は、次のように答えた。

「結局のところ、ルールは誰にとっても同じだ」

「だからそれをどう適用し、翻訳するかなんだ。ルールがどうなるにせよ、誰にとっても出発点は同じだから、恐れることはないと思う」

「ルールが最終決定されれば、間違いなくルールの問題点が見つかるだろうが、それは他のレギュレーション変更と何ら変わりはない」

 

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