“11番目”のF1チームがイギリスGPに初登場! ブラッド・ピット主演ハリウッド映画の撮影が開始
ブラッド・ピット主演の新作F1ハリウッド映画の撮影が開始され、イギリスGPでは架空のF1チームが登場した。
今週末のF1第11戦イギリスGP開催に向けてシルバーストン・サーキットで各チームが準備を進める中、11番目のF1チーム“APXGP”が登場した。
このチームは実際にグランプリへ参戦するチームではない。Apple Original Films主導で制作が決まっているブラッド・ピット主演のF1ハリウッド映画の撮影のために作られた、架空のF1チームだ。
イギリスGPは実際のF1イベントで撮影が行なわれる初めての機会となり、APXGPのチームガレージとピットウォールが、シルバーストンに設置されている。
APXGPのマシンがコース上で単独走行を行なうセッションも7〜8回用意されており、イギリスGPで撮影されたピットやパドックの様子と組み合わされ、実際にAPXGPがF1に参戦しているかのような印象を与えることができるだろう。
F1は7月6日(木)の朝、ブラックとゴールドに彩られたAPXGPのマシンを公開。マシンは実際のF1マシンではなく、メルセデス協力のもとFIA F2のマシンを現行F1マシンに似せたモノである。F1マシンに似せるためにホイールベースが延長され、カメラ用のバッテリーやマウントが数多く取り付けられている。
この映画の筋書きは、F1キャリア前半に素晴らしい輝きを放ったピットが、グリッド後方に沈むチームでベテランとしてF1にカムバックするというモノだ。ピットのチームメイトには、イギリス人俳優のダムソン・イドリスが起用される。
監督を務めるジョー・コシンスキーは、これまでで最も本格的なレース映画を作りたいと考えていると明言する。しかし現代では、F1の公式セッションで映画撮影用のマシンを追加で1台走らせるのは不可能。そのためCGIのテクノロジーが大いに活躍し、現実さながらの映像を作り出すことになるだろう。
コース上を走るAPXGPのマシンには、15個のカメラが取り付けられ、映画に登場する人物の視界を映し出す。そして、実際のF1マシンのカメラハウスにも、小型の映画用カメラが特別に取り付けられることが許可されたという。
なお製作陣は、プロデューサーとして補佐的役割を務めるルイス・ハミルトンに対し、映画をできる限りリアルなモノにすべく、サポートを依頼している。そのハミルトンはこの作品について、参加できることにとても興奮していると改めて語った。
「現時点で、このスポーツにできるだけのめり込めるようにジョー(コシンスキー監督)は集中しているみたいだ」
そうハミルトンは言う。
「僕としては、この映画が本当のモノであることを確かめて、レースのファン全員がその本物の映像を見て、『これなら信じられるな』と言ってもらうことが重要だ」
「僕らはまた、テレビとは異なる視点でレースを見てもらい、本当に格好良いスポーツであるということを見てもらいたいと考えている」
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