フリー走行レポート

F1 イギリスGP

F1イギリスGP FP3:ハミルトンがまた最速。チームメイト同士が大接戦

F1イギリスGPのフリー走行3回目が行われ、メルセデスのハミルトンが首位。チームメイトのロズベルグが0.063秒差という僅差で続いた。

田中 健一

編集: 2016/07/09 15:21

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Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

 イギリスGPのフリー走行3回目。セッション開始時は、ウエットコンディションであり、各チームはウエットタイヤやインターミディエイトタイヤを履いて、コースインしていく。ただ、これはいずれもインスタレーションのみで、すぐにピットに戻っている。

 ただ雨はほとんど止んだこともあって路面の改善は早く、セッション開始15分も過ぎた頃にはドライタイヤで走行を始めるマシンも出始める。

 前日のFP2を走れなかったメルセデスのニコ・ロズベルグが、真っ先にタイムを計測。ハードタイヤを履き、昨日のドライタイヤ時のタイムまで2秒差に迫る1分33秒台を記録する。

 フェラーリの2台がミディアムタイヤで、そしてウイリアムズのバルテリ・ボッタスはソフトタイヤで1分33秒台を記録し、ロズベルグを上回る。

 ロズベルグ、そしてチームメイトのルイス・ハミルトンはセッション開始30分が経過した段階でソフトタイヤを履きアタック。ロズベルグがまず1分31秒331を記録し、ハミルトンがこの直後にこれを0.045秒上回る1分31秒286を記録してタイムシートのトップに君臨する。この時点で3番手以下は2秒程度離れており、やはりメルセデスが1歩も2歩も抜きん出た格好だ。

 セッション残り20分というところで、ザウバーのマーカス・エリクソンがクラッシュ。ターン15の出口で体制を崩し、ピットレーン入り口横のウォールに激しく激突したのだ。その衝撃は激しく、ホイールは4輪とももげ、ステアリングホイールも外れてしまうほどだった。幸いエリクソンは無事で、自力で歩いてメディカルカーに乗ったが、この事故の影響でセッションは赤旗中断となったしまう。エリクソンのマシンがぶつかったタイヤバリアーも大きく壊れており、マーシャルによる必死の修復作業が行われた。

 15分の中断を挟み、セッション再開。残りは5分である。このタイミングでエリクソンを除く全車が新品のソフトタイヤを履き、予選モードのアタックランを実施する。

 ロズベルグがこのグランプリで最初に1分30秒台に入れると、先ほどの再現のようにすぐさまハミルトンが上回って首位に浮上。ハミルトンのタイムは1分30秒904で、ふたりの差はわずかに0.063秒である。

 メルセデスに続いたのはレッドブルの2台で、ダニエル・リカルドがマックス・フェルスタッペンを僅か0.073秒上回った。こちらも、チームメイト同士が非常に接近している。なお、リカルドは先頭のハミルトンからは0.584秒差まで縮めてきた。

 レッドブルの後ろにはフェラーリのセバスチャン・ベッテルがつけたが、彼は最後のアタック中にまたもギヤボックスにトラブルが発生。スローダウンしてピットに戻っている。ベッテルはフリー走行1回目に続くトラブルであり、その症状が心配される。

 マクラーレン・ホンダはこのセッションも好調で、7番手にフェルナンド・アロンソがつけた。上位3チームとは差があるものの、その後方7番手争いは十分に可能な戦闘力を持っていると言えそうだ。彼らのライバルは、ウイリアムズ、トロロッソ、フォースインディア、ハースといったチームになりそうだ。ジェンソン・バトンは12番手だった。

 雨はパラパラと落ち始めている状態。予選での天候がどうなるか、非常に気になるところである。天候の”読み”によっては、前回のオーストリアGP同様、混乱の結果となるかもしれない。

F1イギリスGPフリー走行3回目結果

ClaDriverChassisEngineLapsTimeGapInterval 1  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 9 1'30.904     2  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 17 1'30.967 0.063 0.063 3  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 6 1'31.488 0.584 0.521 4  Max Verstappen  Red Bull TAG 7 1'31.561 0.657 0.073 5  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 10 1'32.049 1.145 0.488 6  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 14 1'32.736 1.832 0.687 7  Fernando Alonso  McLaren Honda 10 1'32.754 1.850 0.018 8  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 13 1'32.798 1.894 0.044 9  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 12 1'32.833 1.929 0.035 10  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 9 1'32.889 1.985 0.056 11  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 11 1'32.895 1.991 0.006 12  Jenson Button  McLaren Honda 10 1'33.042 2.138 0.147 13  Romain Grosjean  Haas Ferrari 12 1'33.344 2.440 0.302 14  Sergio Perez  Force India Mercedes 12 1'33.361 2.457 0.017 15  Felipe Massa  Williams Mercedes 13 1'33.440 2.536 0.079 16  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 9 1'33.538 2.634 0.098 17  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 9 1'33.710 2.806 0.172 18  Jolyon Palmer  Renault Renault 12 1'33.769 2.865 0.059 19  Kevin Magnussen  Renault Renault 9 1'34.049 3.145 0.280 20  Rio Haryanto  Manor Mercedes 13 1'34.471 3.567 0.422 21  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 7 1'34.551 3.647 0.080

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