予選レポート
F1 カナダGP
F1カナダGP予選:ハミルトンが今季4回目のPP。ロズベルグとベッテルが僅差で続く
カナダGPの予選が行われ、メルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。
田中 健一
編集: 2016/06/15 6:24
Copy link
Viberでシェア
Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

カナダGPの予選。Q1開始時には、早くもポツリポツリと雨が落ち始めるというコンディション。そのため、メルセデスとフェラーリ勢をはじめ、多くのマシンがセッション開始早々にコースインしている。ピットにとどまっているのは、レッドブルの2台のみだ。
まずフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が1分15秒458でトップタイムを設定。しかし、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)、そしてニコ・ロズベルグ(メルセデス)の順で次々にトップタイムを叩き出していく。
レッドブルの2台も少しタイミングを遅らせコースイン。これで、予選欠場となったケビン・マグヌッセン(ルノー)以外の21台がコース上である。多くのマシンがウルトラソフトを履くが、フォースインディアのみがスーパーソフトを選択している。
このQ1は非常に混戦。順位がめまぐるしく入れ替わる中、残り4分というところでトップのロズベルグから9番手のジェンソン・バトン(マクラーレン)までが約1秒の差である。
残り2分というところで、マノーのリオ・ハリャントがターン4で右リヤタイヤをウォールにヒット。激しいクラッシュにはならなかったが、ホイールを割ってしまい、ピットにたどり着くことなくコース脇にマシンを止めた。
これでQ1の順位が確定。ジョリオン・パーマー(ルノー)、パスカル・ウェーレイン(マノー)、マーカス・エリクソン(ザウバー)、フェリペ・ナッセ(ザウバー)、ハリャント、そして出走しなかったマグヌッセンがここで脱落となっている。
Q2が始まっても、雨は本格的なものにはならない。しかし、空模様を心配するように上空を見上げるチームもあり、多くのマシンがセッション開始と同時にコースインしていく。しかし、ウイリアムズとマクラーレンの計4台は、コースインのタイミングを遅らせる。
セッション開始3分というところで、カルロス・サインツJr.(トロロッソ)が最終シケインの立ち上がり、通称”チャンピオンズウォール”でクラッシュ。セッションはこの影響で赤旗中断となってしまう。この時点でタイム計測を完了しているのは、実質的にはトロロッソのダニール・クビアトのみという状況だ。
再開と同時にコースインしていったのは、ウイリアムズの2台。そしてフェリぺ・マッサが1分14秒130でトップに、チームメイトのバルテリ・ボッタスも僅差でこれに続く。
しかし、やはり速いのはメルセデス勢。ハミルトンはマッサを1秒以上上回る1分13秒076を記録し、ロズベルグもハミルトンから0.018秒差の接近戦だ。
Q2残り5分というところでトップ10を占めたのは、メルセデス、レッドブル、ウイリアムズ、フェラーリ、フォースインディアの5チーム。マクラーレンの2台は、その直後である11番手バトン、12番手アロンソと並ぶ。
残り2分という時点で、それまで13番手につけていたクビアトがタイムアップして10番手。しかしチェッカーフラッグが振られた後にアロンソが9番手タイムを記録。ニコ・ヒュルケンベルグ(フォースインディア)にはその後上回られてしまったが、それでも3戦連続のQ3進出を果たした。バトンもタイムアップしたが、Q3には届かなかった。
結局Q2脱落となったのはセルジオ・ペレス(フォースインディア)、バトン、クビアト、エステバン・グティエレス(ハース)、ロマン・グロージャン(ハース)、サインツJr.の7台である。
そして予選Q3。メルセデスの2台とレッドブルの2台、そしてウイリアムズのバルテリ・ボッタスのみが新品のウルトラソフトタイヤを2セット持っているが、それ以外のマシンは残り1セットのみ。そのためベッテルなど数台は、まず中古のウルトラソフトタイヤを履いてアタックに入っていく。
この最初のアタックで速さを見せたのはやはりメルセデスのふたりで、ハミルトンが1分12秒812でトップ。ロズベルグは0.062秒とわずかに遅れて2番手である。ベッテルはこれに次ぐタイムを出したが、直後にフェルスタッペンに上回られてしまう。とはいえこのフェルスタッペンでさえ、ハミルトンから0.618秒遅れである。
ライコネンはコースインのタイミングを遅らせ、各車がピットに戻った際に新品のウルトラソフトを履いてアタック。しかし、6番手がやっとだ。
新品のウルトラソフトを履いたベッテルは、渾身のアタックを見せる。メルセデスの2台には届かなかったものの、ハミルトンに0.178秒まで接近してみせた。
ハミルトンは最後のアタックで自己のタイムを更新できなかったが、対するロズベルグがターン1でミスを犯し、そのままアタックを諦めてしまったため、ポールポジション獲得を決めた。なお、ダニエル・リカルドは最後のアタックでチームメイトのマックス・フェルスタッペンを上回って4番手クリッドを確保。7番手と8番手にウイリアムズの2台が続き、以下9番手にヒュルケンベルグ、アロンソは10番手となった。
予選は若干の降雨はあったものの、大きな影響を及ぼすほどのものではなかった。しかし、依然翌日の決勝レースには雨の予報も出ており、この天候が結果を大きく左右することになるかもしれない。
F1カナダGP予選結果
PosDriverTeamQ1Q2Q3Laps 1
Lewis Hamilton
Mercedes 1:14.121 1:13.076 1:12.812 21 2
Nico Rosberg
Mercedes 1:13.714 1:13.094 1:12.874 19 3
Sebastian Vettel
Ferrari 1:13.925 1:13.857 1:12.990 24 4
Daniel Ricciardo
Red Bull Racing 1:14.030 1:13.540 1:13.166 20 5
Max Verstappen
Red Bull Racing 1:14.601 1:13.793 1:13.414 24 6
Kimi Raikkonen
Ferrari 1:14.477 1:13.849 1:13.579 23 7
Valtteri Bottas
Williams 1:14.389 1:13.791 1:13.670 20 8
Felipe Massa
Williams 1:14.815 1:13.864 1:13.769 21 9
Nico Hulkenberg
Force India 1:14.663 1:14.166 1:13.952 23 10
Fernando Alonso
McLaren 1:15.026 1:14.260 1:14.338 24 11
Sergio Perez
Force India 1:14.814 1:14.317 18 12
Jenson Button
McLaren 1:14.755 1:14.437 16 13
Daniil Kvyat
Toro Rosso 1:14.829 1:14.457 16 14
Esteban Gutierrez
Haas F1 Team 1:15.148 1:14.571 25 15
Romain Grosjean
Haas F1 Team 1:15.444 1:14.803 24 16
Carlos Sainz Jr.
Toro Rosso 1:14.714 1:21.956 11 17
Jolyon Palmer
Renault F1 Team 1:15.459 11 18
Pascal Wehrlein
Manor Racing 1:15.599 9 19
Marcus Ericsson
Sauber 1:15.635 11 20
Felipe Nasr
Sauber 1:16.663 9 21
Rio Haryanto
Manor Racing 1:17.052 9
あなたの意見が聞きたい!
Motorsport.comで何を見たいですか?
5分間のアンケートにご協力ください。
- Motorsport.comチーム
コメントを読んで投稿する
関連ニュース :
記事をシェアもしくは保存
Copy link
Viberでシェア
前の記事 F1カナダGP FP3:マグヌッセンのクラッシュで赤旗終了。ベッテルがトップタイム
次の記事 F1カナダGP決勝:ハミルトンがベッテルとの一騎打ちを制し連勝。フェラーリは戦略を過信!?
Top Comments
コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?
View More & Comment
More from
田中 健一

間も無くスタートのF1バーレーンGP in マレーシア。しかし雨雲が襲来しサーキットを濡らす……大波乱の予感
F1
F1
バーレーンGP
48 分前
間も無くスタートのF1バーレーンGP in マレーシア。しかし雨雲が襲来しサーキットを濡らす……大波乱の予感

バーレーンGP決勝のタイヤ戦略はどうなる。フェルスタッペン&ルクレールの残りタイヤセット数は他とは異なる……1ストップを狙う?
F1
F1
バーレーンGP
2 時間前
バーレーンGP決勝のタイヤ戦略はどうなる。フェルスタッペン&ルクレールの残りタイヤセット数は他とは異なる……1ストップを狙う?

ホンダF1折原エンジニア、アロンソ&ストロール揃っての予選Q2進出に安堵「どんな展開にも対応できるように準備します」
F1
F1
バーレーンGP
20 時間前
ホンダF1折原エンジニア、アロンソ&ストロール揃っての予選Q2進出に安堵「どんな展開にも対応できるように準備します」

More from
ルイス ハミルトン

ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」
F1
F1
バーレーンGP
5 時間前
ハミルトン、今季最高の予選アタックで久々フロントロウ「決勝はとにかく自分たちのレースをするしかない」

フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?
F1
F1
アゼルバイジャンGP
3 日前
フェラーリとの契約更新前、他チームとも交渉していたルクレール。“21世紀のジル・ビルヌーブ”には跳ね馬残留が最適解なのか?

フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」
F1
F1
アゼルバイジャンGP
6 日前
フェラーリが最速のシャシーだったのは過去の話? ハミルトン「僕たちが2番手ではないのは間違いない」
最新ニュース

間も無くスタートのF1バーレーンGP in マレーシア。しかし雨雲が襲来しサーキットを濡らす……大波乱の予感
F1
F1 F1
バーレーンGP
48 分前
間も無くスタートのF1バーレーンGP in マレーシア。しかし雨雲が襲来しサーキットを濡らす……大波乱の予感

レッドブル、シーズン初優勝よりも”学び”が重要? ドライバーふたりは2027年への準備を開始
F1
F1 F1
バーレーンGP
48 分前
レッドブル、シーズン初優勝よりも”学び”が重要? ドライバーふたりは2027年への準備を開始

小椋藍、見応えたっぷりのバトル演じ母国戦6位! マルク・マルケスが今季6勝目果たす|MotoGP日本GP決勝
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
1 時間前
小椋藍、見応えたっぷりのバトル演じ母国戦6位! マルク・マルケスが今季6勝目果たす|MotoGP日本GP決勝

MotoGP日本GP決勝速報|マルク・マルケスがマルティン抑えて勝利! 小椋藍、激しいバトルの末6位
MotoGP
MGP MotoGP
日本GP
1 時間前
MotoGP日本GP決勝速報|マルク・マルケスがマルティン抑えて勝利! 小椋藍、激しいバトルの末6位
Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.
フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。
次の 2 つのオプションがあります。
- サブスクライバーになります。
- 広告ブロッカーを無効にします。
購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします
広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード
お知らせの管理
登録