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F1マレーシアGPFP1:トップはロズベルグ。マグヌッセンはマシン炎上

F1マレーシアGPのフリー走行1回目が行われ、ロズベルグがトップタイムを記録した。

Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

XPB Images

The burning car of Kevin Magnussen, Renault Sport F1 Team RS16
The burned car of Kevin Magnussen, Renault Sport F1 Team RS16
Mercedes AMG F1 W07 Hybrid front wing assembly
Renault Sport F1 Team engineers check Jolyon Palmer's car after Magnussen's fire
Lewis Hamilton, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid
Daniel Ricciardo, Red Bull Racing RB12

 セパン・インターナショナル・サーキットで行われたマレーシアGPのフリー走行1回目は、メルセデスのニコ・ロズベルグがトップタイムを記録した。

 コースが大幅に改修され、路面も新しくなったマレーシアGPが行われるセパン・サーキット。まずは多くのマシンがコースの確認も含めて、インスタレーションラップを行っている。

 インスタレーションラップを終え、ピットレーンに戻ってきたルノーのケビン・マグヌッセンのマシンから突然出火。マグヌッセンは急いでマシンから飛び降りた。消火は迅速に行われたが、インダクションの後方上部から燃料が吹き出てきてしまっていて、エンジンカウルの下で火災が続いている模様。継続的に火が出ているため、その都度消火剤がマシンにかけられている。ピットレーンが危険な状態となったため、セッションは赤旗中断となった。

 ピットレーンにコース清掃車が入る珍しい場面もあり、ファストレーンの清掃が済んだ残り1時間4分の時点からセッションが再開された。

 まずセッション最初にタイムを記録したのはマクラーレンのフェルナンド・アロンソ。続いて多くのマシンがタイムを残していき、メルセデスのニコ・ロズベルグが1分35秒793のタイムでトップダイムをマーク。チームメイトのルイス・ハミルトンも1分35秒798のタイムで続いた。どちらもソフトタイヤを履いてのタイムだ。

 フェラーリの2台もソフトタイヤでラップタイムを計測。さらにタイムを伸ばしたロズベルグに約1秒遅れて、キミ・ライコネンが3番手、セバスチャン・ベッテルが4番手となっている。ミディアムタイヤでタイムを残したレッドブル勢もこれに続き、マックス・フェルスタッペンが5番手、ダニエル・リカルドが6番手となっている。

 セッション残り40分、タイヤ返却のためピットインするマシンが多くなったタイミングで、メルセデスの2台は一足早くピットアウト。ミディアムタイヤで走行を開始した。

 セッション残り34分、ソフトタイヤでアタックを行ったアロンソは、4番手ベッテルのタイムから0.179秒遅れの5番手まで順位を上げた。

 レッドブルの2台はハードタイヤで周回。リカルドはミディアムタイヤでのタイムを更新し、フェルスタッペンを上回っている。フォースインディア勢もハードタイヤで周回を重ねている。

 マノーのパスカル・ウェーレインは、大きく変更された最終コーナーで挙動を乱す場面があった。このコーナーは改修の結果、逆バンクになっており難易度が上がっているのだ。

 ハードタイヤで周回していたリカルドはピットに戻ってくるも、ピットボックスで早々にリヤタイヤを外し、チェックを行っている。何か懸念事項があっただろうか?

 セッション残り10分、ミディアムタイヤで周回を重ねていたロズベルグは、ターン11でリヤが流れグラベルに飛び出したが、幸い無事にコースに復帰している。

 90分のセッションが終了。マグヌッセンの火災騒ぎで実質1時間と少しとなったセッションは、メルセデスの1-2。トップのロズベルグ、2番手のハミルトンのみが1分35秒台にタイムを入れている。その上彼らは、ミディアムタイヤで20周近く周回を重ねており、順調なフリー走行だったと言えそうだ。

 3、4番手に続いたのはフェラーリのライコネンとベッテル。ライコネンのマシンはフロントエンドを調整する場面も見られた。

 5番手に入ったのはアロンソ。アップグレードしたパワーユニットで走行したと思われるアロンソは、特にトラブルもなく18周を完了。ソフトタイヤでアタックした中堅チームが少ないとはいえ、いい位置につけた。パワーユニットが従来の仕様となっているジェンソン・バトンも、再三フロントタイヤのロックに悩まされていたようだが、ミディアムタイヤで10番手タイムを残している。

 6、7番手はレッドブル勢。ミディアムタイヤとハードタイヤでの走行を行っており、ソフトタイヤではアタック走行をしていない。彼らはハードタイヤで連続16周の走行を行っている。

 8、9番手はフォースインディアのニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレス。この2台もミディアムタイヤとハードタイヤをメインに使っていたチームだ。こちらもフリー走行2回目のペースが注目される。

 フリー走行2回目は日本時間15時からスタート。フリー走行1回目の走行時間が少なくなってしまったため、忙しいセッションとなるだろう。

FP1 results:

PosDriverTeamEngineLapsTimeGap
1  Nico Rosberg Mercedes Mercedes 25 1'35.227  
2  Lewis Hamilton Mercedes Mercedes 25 1'35.721 0.494
3  Kimi Raikkonen Ferrari Ferrari 16 1'36.315 1.088
4  Sebastian Vettel Ferrari Ferrari 18 1'36.331 1.104
5  Fernando Alonso McLaren Honda 18 1'36.510 1.283
6  Daniel Ricciardo Red Bull TAG 27 1'36.753 1.526
7  Max Verstappen Red Bull TAG 26 1'36.973 1.746
8  Nico Hulkenberg Force India Mercedes 26 1'37.513 2.286
9  Sergio Perez Force India Mercedes 27 1'37.601 2.374
10  Jenson Button McLaren Honda 20 1'37.613 2.386
11  Daniil Kvyat Toro Rosso Ferrari 29 1'37.847 2.620
12  Valtteri Bottas Williams Mercedes 17 1'37.861 2.634
13  Romain Grosjean Haas Ferrari 22 1'37.886 2.659
14  Esteban Gutierrez Haas Ferrari 20 1'37.921 2.694
15  Carlos Sainz Jr. Toro Rosso Ferrari 25 1'38.055 2.828
16  Felipe Nasr Sauber Ferrari 18 1'38.184 2.957
17  Marcus Ericsson Sauber Ferrari 20 1'38.313 3.086
18  Felipe Massa Williams Mercedes 24 1'38.339 3.112
19  Jolyon Palmer Renault Renault 23 1'39.148 3.921
20  Esteban Ocon Manor Mercedes 28 1'40.036 4.809
21  Pascal Wehrlein Manor Mercedes 26 1'40.627 5.400
22  Kevin Magnussen Renault Renault 2    

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