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レースレポート

F1日本GP決勝:ロズベルグが鈴鹿初優勝。ハミルトンはまたしてもスタート失敗

F1第17戦日本GPの決勝が行われ、メルセデスのニコ・ロズベルグがポールトゥウィンで鈴鹿初優勝を飾った。

Race winner Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

Race winner Nico Rosberg, Mercedes AMG F1 W07 Hybrid

XPB Images

 F1第17戦日本GPの決勝が鈴鹿サーキットで行われ、ニコ・ロズベルグがポールトゥウィンを達成。ライバルのルイス・ハミルトンはスタートに失敗し、ロズベルグを脅かすことはできなかった。

 鈴鹿は気温21℃、路面温度24℃という涼しいコンディション。土曜日の夜には雨も降り路面が洗われてしまったが、スタート時の路面は所々湿っているところがあるように見えるものの、ほぼ乾いている状態。決勝中の降水確率0%、ドライでのレースとなった。

 予選で3番グリッドを獲得していたフェラーリのキミ・ライコネンは、決勝日の朝にギヤボックスを交換。5グリッドダウンのペナルティを受け8番グリッドからのスタートとなった。マクラーレンのジェンソン・バトンも予選で下位に沈んでいたため、パワーユニットを交換し、35グリッドダウンのペナルティで最後尾22番グリッドからのスタートとなった。

 6列目のウイリアムズの2台はミディアムタイヤでのスタートを選択。マクラーレンの2台はバトンがハードタイヤを装着してスタートし、フェルナンド・アロンソは新品のソフトタイヤでのスタートを選択した。

 ポールポジションのニコ・ロズベルグ(メルセデス)は好スタートを決めた一方で、チームメイトのルイス・ハミルトンはスタートを失敗。8番手までポジションを下げた。

 フォースインディアのセルジオ・ペレス、ニコ・ヒュルケンベルグはスタートでポジションを上げて3番手、6番手となった。レッドブルのダニエル・リカルドはハミルトンのスタート失敗の煽りを食って5番手に下がった。

 3周目、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは1コーナーでペレスをオーバーテイク。ファステストを連発し、2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とのギャップを開きにかかったロズベルグは、5周目には4秒のギャップを築いた。

 ヒュルケンベルグに引っかかっているハミルトンは、130Rでヒュルケンベルグのイン側に飛び込むも、オーバーテイクならず。ホームストレートまで勝負を持ち越し、DRSを使ってオーバーテイクを成功させ、7番手に上がった。ストレートスピードに苦しむリカルドは、ペレスをなかなかオーバーテイクできず、後方からライコネンとハミルトンが追いついてきてしまう。

 9周終了時点で、ウイリアムズのフェリペ・マッサに引っかかっていたアロンソがピットイン。新品のソフトタイヤを装着してピットアウトした。

 10周終了時点でレッドブルはダブルピットインを敢行。フェルスタッペンはタイヤに苦しんでいると無線で訴えていたこともあり、早めにピットインを行ったようだ。フェルスタッペン、リカルド共にハードタイヤの新品を装着してピットアウトした。

 トップのロズベルグは12周終了時点でピットイン。このタイミングで2番手ベッテル、ペレス、ライコネンもピットインし、どのマシンも新品のハードタイヤを装着した。

 ハミルトンは13周終了時点でピットイン。新品のハードタイヤを履いてピットアウトしたハミルトンは、1コーナーでペレスをオーバーテイクしたライコネンの前でコースに復帰し、2台まとめてのアンダーカットに成功した。

 ハミルトンはそのまま、アウトラップでリカルドを捕らえ、バックストレートでオーバーテイクを完了している。

 20周目、トップのロズベルグはファステストを更新し、フェルスタッペンとのギャップを4秒ほどに開いた。トロロッソのカルロス・サインツとバトルしていたハースのエステバン・グティエレスがシケインのブレーキングでスピンする場面もあったが、グティエレスは走行を続けている。

 24周終了時点で、まだピットインを行っていなかったマッサがピットイン。ミディアムタイヤからハードタイヤにスイッチした。同じ戦略を取っているボッタスは、この3周後に同様にタイヤ交換を行っている。

 26周終了時点でライコネンがピットイン。ハードタイヤを装着してピットアウトし、リカルドに対してアンダーカットを仕掛けた。しかし、リカルドはこれに反応せず。スティントの長さを重視して走行を続けた。

 28周終了時点でフェルスタッペンがピットイン。タイヤに苦しむ無線を飛ばしていたフェルスタッペンはハードタイヤを装着してピットアウトした。

 ライコネンがファステストを記録しペースを上げる一方で、リカルドはタイヤに苦しんでいると無線で訴えた。

 トップのロズベルグは29周終了時点でピットインし、ハードタイヤを装着しピットアウト。ピットクルーはポールトゥウィンに向けて完璧な作業でコースに送り出した。

 ハードタイヤで走行を続けるベッテルは、バックマーカーに引っかかりタイムをロス。怒りの無線を飛ばした。その4秒後方にはハミルトンが迫っている。

 32周終了時点でピットインしたリカルドだったが、右フロントのタイヤ交換に時間がかかり、5.1秒という静止時間。先にピットインしていたライコネンに順位を逆転された。

 次の周にはハミルトンがピットイン。新品のソフトタイヤを残すハミルトンだが、ハードタイヤでピットアウトした。

 ハミルトンのピットインに反応したベッテルは次の周にピットイン。ソフトタイヤを装着しコースに復帰したベッテルだが、ハミルトンが前。ベッテルが4番手となった。

 ソフトタイヤを装着したベッテルは、ハードタイヤのハミルトンに襲いかかるが、オーバーテイクを成功させることができない。目論見が外れたベッテルは、ソフトタイヤをマネジメントする方向に切り替えたのか、40周目を過ぎたあたりからハミルトンに離され始めた。

 ハミルトンはペースを上げ、2番手フェルスタッペンを猛追。フェルスタッペンより1秒以上速いペースだ。43周目にはその差は2.1秒となった。

 46周目、ついにハミルトンはフェルスタッペンのDRS圏内へ。ハミルトンはメインストレートで近づくものの、前車についていくのが難しい鈴鹿のセクター1で離されるという展開が続いた。

 52周目、130Rでインに飛び込む様子を見せたハミルトンに、フェルスタッペンはイン側をブロック。ハミルトンはアウト側にマシンを振ったが、ブレーキングしきれず、シケインを直進してしまった。

 ハミルトンとフェルスタッペンの激しい2位争いを尻目に、ロズベルグがトップチェッカー。スタートを決めたロズベルグが、鈴鹿での初優勝をポールトゥウィンで飾った。またこのレースで、メルセデスチームのコンストラクターズチャンピオンが決定している。

 2位はフェルスタッペン。シケインの立ち上がりで細心の注意を払ったフェルスタッペンは、メインストレートでのハミルトンの攻撃を凌ぎきって見せた。

 フェルスタッペンを攻略しきれなかったハミルトンが3位。またしてもスタートを失敗したハミルトンはなんとか表彰台まで戻ったが、チャンピオン争いには痛いダメージとなった。

 4位、5位はベッテル、ライコネン。フェラーリの2台は、全車が完走した日本GPでバックマーカーに不満爆発。スタートからはポジションを上げたものの、難しいレースとなった。

 6位リカルドはハミルトンのスタート失敗の影響が、最後まで残ってしまった形だ。

 7位ペレス、8位ヒュルケンベルグ、9位マッサ、そして10位にはグロージャンの追撃を凌ぎ切ったボッタスが入った。コンストラクターズで争うフォースインディアとウイリアムズがポイントを分け合った格好だ。そして日本GPが終わった段階で、フォースインディアがウイリアムズを10ポイントリードし、コンストラクターズ4位を守っている。

 グリッド後方からのスタートで苦しい戦いを強いられたマクラーレン勢は、アロンソ16位、バトン18位。ホンダのホームGPで散々な結果となった。

 この結果、ロズベルグはハミルトンに対して33ポイントリード。4レースを残して、ハミルトンの自力優勝が消滅してしまった。

 次戦アメリカGPは、1週の休みを挟んで、10月23日に決勝が行われる。

ClaDriverChassisEngineGap
1  Nico Rosberg  Mercedes Mercedes 1:26'43.333
2  Max Verstappen  Red Bull TAG 4.978
3  Lewis Hamilton  Mercedes Mercedes 5.776
4  Sebastian Vettel  Ferrari Ferrari 20.269
5  Kimi Raikkonen  Ferrari Ferrari 28.370
6  Daniel Ricciardo  Red Bull TAG 33.941
7  Sergio Perez  Force India Mercedes 57.495
8  Nico Hulkenberg  Force India Mercedes 59.177
9  Felipe Massa  Williams Mercedes 1'37.763
10  Valtteri Bottas  Williams Mercedes 1'38.323
11  Romain Grosjean  Haas Ferrari 1'39.254
12  Jolyon Palmer  Renault Renault 1 lap
13  Daniil Kvyat  Toro Rosso Ferrari 1 lap
14  Kevin Magnussen  Renault Renault 1 lap
15  Marcus Ericsson  Sauber Ferrari 1 lap
16  Fernando Alonso  McLaren Honda 1 lap
17  Carlos Sainz Jr.  Toro Rosso Ferrari 1 lap
18  Jenson Button  McLaren Honda 1 lap
19  Felipe Nasr  Sauber Ferrari 1 lap
20  Esteban Gutierrez  Haas Ferrari 1 lap
21  Esteban Ocon  Manor Mercedes 1 lap
22  Pascal Wehrlein  Manor Mercedes 1 lap

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