イモラ1周目に6ポジションUPのジョビナッツィ、好走の鍵は「動画で”予習”したから」
アルファロメオのアントニオ・ジョビナッツィは、事前にイモラで行なわれた他カテゴリーのレース映像で予習していたことが、エミリア・ロマーニャGPの1周目に見せた素晴らしい走りに繋がったと明かした。
写真:: Andy Hone / Motorsport Images
F1第13戦エミリア・ロマーニャGPで10位に入賞したアントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)は、事前に他のカテゴリーの動画を見て”予習”していたことが、1周目の好走に繋がったと話した。
最後尾の20番手スタートだったジョビナッツィは、失うものが少ないことから、決勝レースのスタートタイヤにソフトを選択した。彼の前のマシンは、11番手までの9台がミディアムタイヤを装着していた。
スタート直後、ニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)を抜き去ってタンブレロのシケインを抜けると、ワイドに膨らんだロマン・グロージャン(ハース)とランス・ストロール(レーシングポイント)をまとめて抜き去った。
トサコーナーでは、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)と接触したケビン・マグヌッセン(ハース)がスピン。ジョビナッツィはチームメイトのキミ・ライコネンのインに飛び込み、さらに2ポジション上げた。その後、フロントウイングにダメージを抱えたベッテルも交わしたジョビナッツィは、6ポジションアップして14番手で1周目を終えた。
「素晴らしい1周目だった。6ポジションアップしたんだ」
そうジョビナッツィはレースを振り返った。
「土曜日の夜に、フォーミュラ・ルノーからF4まで、パソコンに入れていたスタートの映像をたくさん見たんだ。運もあったけど、1周目をまとめることができた」
「レースの序盤からソフトタイヤで激しくプッシュして、ミディアムタイヤに交換してからも最後までプッシュしたんだ」
レース終盤にセーフティカーが出動した際、ジョビナッツィはピットインせずにステイアウト。リスタート後は古いタイヤで何とかポジションを守り、10位で1ポイントを獲得した。
「終盤は難しかった。ミディアムタイヤはかなり使い込んでいたし、路面温度も下がっていた。ソフトタイヤに履き替えた人たちを抑えるのは難しかった」と、ジョビナッツィは付け加えた。
「後続を抑えるのに全力を尽くした。ポイント獲得圏内にいたから、本当に懸命にプッシュした。契約更新をお祝いできて良かったよ」
「キミもポイントを獲得できたから、チームにとっても素晴らしいことだと思う」
アルファロメオは、エミリア・ロマーニャGPを前にライコネンとジョビナッツィのラインアップを来季も継続起用すると発表したばかり。チームにとって、2台揃ってポイントを獲得したのは今季初めてだった。
アルファロメオのトラックサイド・エンジニアリング・チームであるセビ・プヒョラーは、ジョビナッツィの戦略がうまく機能したことに同意した。
「キミではなくアントニオに関して、我々はアグレッシブだった」
「我々はセーフティカーに関する様々なシナリオに対応できるようにしていた。アントニオが序盤のピットストップをカバーし、キミがレース後半のピットストップをカバーしていたんだ」
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