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ハース代表、マグヌッセンへの“公開説教”の真相を説明

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ハース代表、マグヌッセンへの“公開説教”の真相を説明
執筆:
2019/06/12 3:15

ハース代表のギュンター・シュタイナーは、カナダGPでのセットアップの失敗がケビン・マグヌッセンの暴言につながり、代表自らチームラジオで“公開説教”をする事態に発展したと語った。

 ケビン・マグヌッセン(ハース)は、F1カナダGPの予選Q2でクラッシュを喫し、シャシーとギヤボックスの交換を強いられたため、決勝はピットレーンスタートとなった。チームのクルーはマシンをレースに間に合わせるため、夜通しで修復作業にあたった。

 ピットレーンスタートが決まったことから、チームはパルクフェルメルールに縛られずに、マグヌッセンのマシンのセットアップを自由に変更することができた。そのため、チームはマグヌッセンが後方から浮上することを助けるようなセットアップを目指し、変更を行った。

 しかしそれはうまく機能せず、マグヌッセンはレースを通して後方に沈んでしまった。そして彼は無線で「これまでレースカーに乗ってきた中で最悪の経験だ」と語った。

 これに対し、マグヌッセンのエンジニアが自分たちも現状に満足していない点、そしてクルーが徹夜でマシンを仕上げた点を指摘した直後、チーム代表のギュンター・シュタイナーが自らマグヌッセンを叱りつけた。

「これは我々にとっても素晴らしい経験ではない。もう十分だ。そのくらいにしておけ!」

 マグヌッセンはチェッカーを受けた後、ピットに戻るまでの間に無線で次のように謝罪した。

「みんな、すまなかった。僕だけじゃなく、君たちもイライラしていたよね。ごめん。そしてガレージのみんなも、本当に申し訳ない。みんないつものように素晴らしい仕事をしてくれた」

 シュタイナーはギャンブル的な戦略に出た結果、マグヌッセンが競争力のないマシンで後方に留まることになったと認め、こう語った。

「ケビンのマシンを修復する際、ピットレーンスタートだったので少し違ったセットアップをやってみることにした」

「明らかにそれはうまくいっていなかった」

「少なくとも我々はそこから学習した。マシンの状態を悪化させるのは意識的に行ったわけではなく、より良くしようとした結果だ」

 シュタイナーは、マグヌッセンとエンジニアの間でネガティブな会話がなされていたことで、自身がそこに踏み込まなければならないと思ったという。

「もし再び何か(無線が)きたら言う必要があると思っていた。そしたら彼からきたんだ。そしてレースエンジニアは話し始めていたが、無線での議論を私は望んでいないので、それを止める必要があった」

「それらを止めるべきタイミングを分かっていた。時には強い口調になる必要があるんだ。これを止められるのはひとりなんだ。彼らがよくやっているのは分かっている。彼らは私からの無線を聞いて、もう十分だということが分かったんだ」

「我々は多くの人に聞かれている無線で(議論を)する必要がないんだ」

 シュタイナーはまた、マグヌッセンが夜通し作業をしたクルーに対しネガティブなメッセージを送ったことが、自らラジオで発言する大きな引き金となったという。

「間違いなく、我々のコース上での走りにがっかりしている人たちがたくさんいるので、彼らにそれをわざわざ思い出させる必要はないんだ」

「我々はこれについてもう十分議論したので、何が原因かみんな分かっている」

「彼はレースの後、無線でみんなに謝罪した。それは良いことだった。チーム全員がイライラしていて、クルーは朝3時まで働いていたんだ。どうして悪かったかについての議論はこれ以上必要ないんだ」

「彼は批判的だった訳ではなく、とても悪い状況にあるということを説明したかっただけなんだ。ただ、私はクルーのみんながこれ以上落ち込んでしまうことを避けたいという思いがあった」

「私は誰かを責めるということはない。ただ無線を向こう側にいる人たちは何が起こっているのか、正しい文脈が分からないんだ」

「彼はみんなに謝罪した。そして成長して、前に進むんだ。これ以上あれこれ言う必要はない」

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この記事について

シリーズ F1
イベント 第7戦カナダGP
ドライバー ケビン マグヌッセン
チーム ハースF1チーム
執筆者 Adam Cooper