F1

フェラーリ、”攻めの決断”でPUアップグレード「2022年を見据えて経験を積むことが第一の目的」

フェラーリは、アップグレードしたPUを導入することでいくらかリスクを冒したことを認めたが、その判断を後悔してはいないようだ。

Jonathan Noble

Jonathan Noble

編集: 2021/10/14 2:30

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

Google検索でmotorsport.comをお気に入り登録

Charles Leclerc, Ferrari SF21, Carlos Sainz Jr., Ferrari SF21

 フェラーリは、パワーユニット(PU)のアップグレードをシーズン後半に行なった。これはいくらかリスクもある”攻めの決断”だったが、チーム代表のマッティア・ビノットはその判断を後悔していないようだ。

 各PUメーカーは、昨シーズン終了から今シーズン終了までの間に、1回に限ってPUの各コンポーネントをアップデートすることが許されている。しかしフェラーリは夏休みの間に、このアップデートが完了していないことを明かしていた。

 そして導入に向けて最終的なゴーサインが出た結果、第15戦ロシアGPでシャルル・ルクレールが、第16戦トルコGPでカルロス・サインツJr.がペナルティを受けながらもPUを交換した。

 ルクレールは雨に見舞われたロシアGPでタイヤ交換のタイミングを誤り結果を残せなかったが、最後尾から追い上げ、雨が降る前までポイント獲得圏内を走っていた。サインツJr.もトルコGPで8位フィニッシュと、最後尾から見事なリカバリーを見せた。

 フェラーリ曰く、PUのアップグレードによって得られるパワーの向上は10馬力ほどに過ぎないという。一方でビノットは、PU交換で得られたパワーの向上は、元々2022年に向けた学習のための副次的な効果だと語った。

 またビノットはフェラーリがシーズン終了まで待たずに、できるだけ早くこのアップグレードを導入しようとしたことには、リスクもあったと言う。

「ソチで導入したときは、2022年を見据えて経験値を上げることが第一の目的だった」

「だからこそ、我々は出来る限り早く導入しようと急いだんだ。そこには多少のリスクもあるが、全てはリスク評価なんだ」

「我々にとっては、PUの開発が凍結される2022年までに、コース上でマイレージを稼ぎ、自分たちで経験を積むことが重要なのは明らかだ。我々にとってはそれこそが鍵であり、そうした(新PUを導入した)理由なんだ」

 フェラーリは、コンストラクターズランキング3番手につけているマクラーレンの7.5ポイント差に迫っている。パフォーマンスの向上が、この争いに決定的な影響を与える可能性もある。

「わずかなアドバンテージはあるが、それをラップタイムで数値化することはできない、なぜならそれはコースに依存するからだ」

 そうビノットは付け加えた。

「純粋なICE(エンジン)のパワーだけでなく、エネルギー回生もあるのでちょっと複雑なんだ。しかし、それが我々にアドバンテージを与えていることは確かだ」

「シャルルの(トルコGPの)予選を見てみると、彼は4番目に良いラップタイムを出していた。彼の後ろを見ても非常に接近していた。あの仕様のPUがなければ、間違いなく2~3ポジション失っていただろう」

 

Read Also:

あなたの意見が聞きたい!

Motorsport.comで何を見たいですか?

5分間のアンケートにご協力ください。

- Motorsport.comチーム

コメントを読んで投稿する

関連ニュース :

記事をシェアもしくは保存

Copy link

Facebookでシェアする

Twitterでシェアする

WhatsAppでシェア

Linkedinでシェアする

Pinterestでシェアする

Viberでシェア

前の記事 F1メカ解説|メルセデス、新仕様ウイングをフリー走行でテスト。低ダウンフォースのレースで実戦投入?

次の記事 メルセデス代表、ボッタスの”貢献”を称賛「これがメルセデスでの最後の勝利にはならないだろう」

Top Comments

コメントはまだありません。 最初のコメントを投稿しませんか?

View More & Comment

More from

Jonathan Noble



大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす

F1

F1

2024/12/29

大きく前進を果たせなければ、F1タイトル5連覇は目指せない……フェルスタッペン、レッドブルに警鐘鳴らす



ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす

F1

F1

2024/12/27

ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす



僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

F1

F1

2024/12/25

僕にできることはある……ボッタス、“最悪のシナリオ”でF1シート喪失も闘志は消えず。酒の勢いで始めたおバカ挑戦で再認識

More from

Scuderia Ferrari



サインツJr.、接触によるペナルティに憤慨「これまで見た中で最も不公平」。話し合い無しでの裁定に納得いかず

F1

F1

オーストラリアGP

2023/04/03

サインツJr.、接触によるペナルティに憤慨「これまで見た中で最も不公平」。話し合い無しでの裁定に納得いかず



フェラーリ、WECハイパーカーいよいよ登場もトヨタらの”壁”は高いと冷静「初年度で勝てるほど楽じゃない」

WEC

WEC

2023/02/28

フェラーリ、WECハイパーカーいよいよ登場もトヨタらの”壁”は高いと冷静「初年度で勝てるほど楽じゃない」



えっ新車発表でサーキット走行を!? フェラーリの一味違うサプライズにサインツJr.「勇敢な選択だった」と驚嘆

F1

F1

Ferrari launch

2023/02/15

えっ新車発表でサーキット走行を!? フェラーリの一味違うサプライズにサインツJr.「勇敢な選択だった」と驚嘆

最新ニュース



FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に

機能

General

ライブテキスト

評価

機能

General 13 時間前

FIA、ロシアとベラルーシのドライバー/チームへの制裁を限定解除。今後はそれぞれの国旗を使っての国際レース出走が可能に



F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 15 時間前

F1参戦開始からたった半年で代表交代、さすがに早すぎでは? なぜ“今”なのか……キャデラックCEO、新代表の言葉から真意を探る



予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 16 時間前

オランダGP

予選ではレッドブルのセカンド史上最もフェルスタッペンに肉薄するハジャー。しかし本人は「驚いていない」と冷静……レースペース改善を誓う



海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える

機能

F1

ライブテキスト

評価

機能

F1 21 時間前

ベルギーGP

海外F1記者の視点|デカいエンジン音は正義なのか!? V8回帰に向かおうとするF1……その是非を考える

Subscribe and access Motorsport.com with your ad-blocker.

フォーミュラ 1 から MotoGP まで、私たちはパドックから直接報告します。あなたと同じように私たちのスポーツが大好きだからです。 専門的なジャーナリズムを提供し続けるために、当社のウェブサイトでは広告を使用しています。 それでも、広告なしのウェブサイトをお楽しみいただき、引き続き広告ブロッカーをご利用いただける機会を提供したいと考えています。

次の 2 つのオプションがあります。

購読中 すでに購読していますか? ここからサインインします

広告ブロッカーを無効にしましたか?
ページをリロード

お知らせの管理

登録